キュレーションは生き残れるか かみ合わぬ議論
ブロガー 藤代裕之

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2014/12/12 7:00
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インターネット・モバイル関連ビジネスの経営者らが集まる「インフィニティ・ベンチャーズ・サミット(IVS)」で、今後のメディアビジネスはどうなっていくのか?というセッションのモデレーターを担当した。キュレーションアプリの将来性などについて議論したが、会場からの反応が鈍く、セッション終了後に一部の登壇者と反省会となった。何が問題だったのか。

■競争が激化するニュースアプリ

メディア関連セッションの様子

メディア関連セッションの様子

セッションの話に入る前にIVSとニュースアプリの最新動向について説明しておきたい。

IVSは、ネットベンチャーの経営者を中心に約700人が参加する日本最大級の招待制イベントだ。ネットベンチャーの成長とともに規模が拡大してきた。ベンチャーキャピタルのインフィニティ・ベンチャーズ(IVP)が主催する。

スタートから10年を迎えた今回は、特定のビジネス領域ではなく、経営、採用、ファイナンスといった経営課題が扱われ、IVS名物ともいえる新サービスを紹介するLaunch Pad(ローンチパッド)では、過去に参加した卒業生たちによるプレゼンテーションが行われるなど、新たなステージに突入した。

メディア系のセッションは1年前から設けられた。SNS、ソーシャルゲーム、メッセンジャーアプリなど、扱われるテーマも変化してきたが、IVSでは異色であり「ついにメディアが議論されるようになった」と驚きを感じたが、2014年に入り、キュレーションアプリのベンチャーが大型資金調達するなど、急激にビジネスとして注目されるようになった。

ネット視聴率調査会社のニールセンは11月末、ニュース・キュレーションアプリの利用者数が、年初から2倍以上増加していることやスマートニュースが利用者数の1位であることを公表した。するとヤフーは、ブログを通して「Yahoo! JAPANアプリとYahoo!ニュースのアプリを合算すると利用者数が1位である」と主張。イベントでは宮坂学社長が「いつかピュリツァー賞を」と個人の情報発信事業を強化すると打ち上げた。

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