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鉄人山本昌、大いなる思い込みが作ったフォーム

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2014/12/7 7:00
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もともと球の速い方ではなかったが、年をとるにつれて速くなってきた。自己最速の時速143キロをマークしたのが、43歳のとき。「来年も140キロは出せる」と自信たっぷりだ。

長寿を支えているのが、日々の練習の積み重ね。30年以上も使い続けているという2キロのダンベルがある。これを使ってトレーニングを70パターンほど考えた。その全部を毎日行うわけではない。ダンベルを枕元においておき、寝る前に2、3パターンの運動をする。時間にして5分程度。これを毎日続け、日記につけてきた。

「つらいと思わなければ続けられる」

「面倒くさくないことなら、いくらでも長く続けられる。10本走るくらいなら、毎日やっても苦にならない。何をもってつらいと思うかというのもあるけれど、つらいと思わなければ続けられるものです」という。簡単にまねできるものではないだろうが、何かを続けたいと思ったときに覚えておきたい生き方のコツではないだろうか。

もう一つ、山本昌の長寿を支えているのが、スポーツトレーナー・小山裕史さんのトレーニングだ。関節の可動域や反射神経を鍛える独自の理論で多くのスポーツ選手の信頼を集めているが、その正しさを証明したのが山本昌ともいえる。

30歳で初めて鳥取のジムを訪れたとき、小山さんは「30代後半でも、40歳でももっと速くなる」と話した。「それが実現しましたね」という山本昌は今季カットボールを試みて失敗したことを教訓に、来季は原点に立ち返り、スピードを追求するという。

趣味捨て「今は野球がすべての生活」

趣味人として知られ、ラジコンの大会で全国4位となり、クワガタの飼育では専門誌に載ったこともある。しかし、数年前に一切をやめた。

「昔は野球の練習が一区切りしたら、さあラジコン、となっていたが、今はまずマッサージを受けよう、となった。クワガタの世話も若いうちは苦にならなかったが、だんだん腰が張ってくるようになって野球にマイナスだな、と」。200匹くらいいたクワガタは全部、近くの子どもたちや後輩に譲って、今は野球一本という。

「引退したときに『最後の数年間が一番充実していた』といえるくらい、今は野球がすべてという生活をしている」と話す顔はまさに「今が男盛り」の印象。

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