日本の若者よ 不格好でも最初の一歩踏み出せ
インテカー社長 斉藤ウィリアム浩幸

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2014/12/9 7:00
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非営利組織の世界経済フォーラム(スイス・ジュネーブ)には「グローバル・シェイパーズ」と呼ばれる33歳以下の若者によるコミュニティーがあります。日本にも東京、大阪、京都、福岡に5つのハブ(拠点)があり、それぞれが経済の発展、貧困の解消、グローバルリーダーの育成といった、世界をよりよくするための具体的な行動について議論しています。

世界経済フォーラムはかつて、世界中のお金持ちが集まる「リッチマンズ・カンファレンス」という呼び方をされていました。実際には、世界の諸問題を解決するために実績のあるリーダーが集まり知恵を出し合っているという意味で、決してお金持ちの道楽ではなく、単なるステータスシンボルでもありません。

一方で、参加者の年齢層が高く女性の割合も低いという危機意識は、組織内にもありました。世界人口の半分は27歳以下の若者です。彼らの意見をもっと聞いて、彼らが自ら行動するよう支援しなければ、世界が本質的に変わりません。そのことを世界経済フォーラムの主催者クラウス・シュワブ氏に指摘した私は、日本でグローバル・シェイパーズのプロトタイプを組織化する任務を拝命しました。そこからの展開は、怒とうのごとし、です。

「やってみて」と言われたのは、2011年の6月。シュワブ氏に「3日後に日本に寄る時間があるから君が集めた若者たちに会わせて」と急な来日を伝えられたのはその年の9月、世界経済フォーラムの会合(サマーダボス大連)の席でのことでした。私は慌てて日本に電話して、朝食会をセッティング。以前から声をかけていた若手メンバーに、スピーチやプレゼン資料の準備を「3日後までに頼む」とお願いしました。

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