日本の電機は「化学」で復活する
編集委員 中山淳史
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今年は3人の日本人がノーベル賞に輝くなど、日本企業の「物理」の力にスポットライトが当たった年だった。来年以降はどうか。最近、新聞紙上をにぎわせているニュースから推測すると、「化学」の領域が注目される可能性はないだろうか。
例えば、東芝やパナソニックが開発中で、成果も出始めた「人工光合成」や「光触媒」だ。人工光合成は空気中の温暖化ガス、二酸化炭素(CO2)から燃料電池車などに使えるエネルギー物質(エ...
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