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イチローの打撃変化 持ち味のゴロ増すも三振率高く

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2014/11/29 7:00
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電子版セミナーでイチローについて語る丹羽氏

電子版セミナーでイチローについて語る丹羽氏

 ヤンキースで大リーグ14年目を終えたイチロー。レギュラーではなく控えだった今季を「今後の自分の支えになるシーズンだった」と振り返った。10月に41歳となり、打撃にはどんな変化が起きているのか。コラム「イチロー フィールド」の筆者である丹羽政善氏を招いて25日、電子版セミナーを開催。日本経済新聞編集委員の鉄村和之と、ヤンキースからフリーエージェント(FA)となったイチローの行く先などについて話し合った。

葛藤し続けながら戦ったシーズン

 鉄村 今シーズンのイチローの印象は。

 丹羽 一言でいうなら葛藤でしょうね。開幕戦の場合、前日に先発メンバーが監督から発表されるが、そこにイチローの名はなく、結局その試合で出場機会もなかった。開幕2戦目もスタメンから外れた。そういう中でイチローが口にした「こういう状況に慣れなきゃいけない。ただ慣れてもいいものかどうか」という言葉が印象に残っている。

 オフにベルトランとエルズベリーという2人の大物外野手を補強し、その他にチーム生え抜きのガードナーがいる。外野の3つのポジションがすべて埋まってしまっている中で、どう自分であり続けるかを葛藤し続けながら戦ったシーズンだったと思う。

イチローの打率とゴロ率、三振率
チーム打率ゴロ率三振率
01マリナーズ.3507.2
02マリナーズ.32155.18.5
03マリナーズ.31250.79.5
04マリナーズ.37263.78.3
05マリナーズ.30353.68.9
06マリナーズ.32250.79.4
07マリナーズ.35156.310.5
08マリナーズ.31057.58.7
09マリナーズ.35255.610.5
10マリナーズ.31557.411.7
11マリナーズ.27259.99.6
12マリナーズ
ヤンキース
.28350.99.2
13ヤンキース.26252.311.4
14ヤンキース.28457.917.7

(注)「ファングラフ」より。ゴロ率と三振率は%、ゴロ率の01年はデータなし

 鉄村 数字的に見ると、打率は2割8分4厘。2011年以降では最もいい成績だった。

 丹羽 マリナーズ時代のように毎年160試合前後、先発で出ていたときに比べると、打席数は半分ぐらい。それで2割8分打ったからといってどうなのか。イチローはいまFAだが、獲得を検討する球団が600打席ではなく300打席での2割8分をどう見るか。評価は割れると思う。

三振率、1年目の7.2%から17.7%に

 鉄村 打撃で変化を感じたところはあるか。

 丹羽 打率や出塁率といった数字だけでなく、僕なりに注視している指標がある。それはゴロの確率。イチローはその数字が高いほど、打撃成績もよい傾向がある。「ファングラフ」という大リーグのデータを専門に扱っている会社のウェブサイトによると、262安打のメジャー最多安打記録を作った04年は全打球のうち63.7%がゴロだった。

 本人も「ゴロを打つことで確率が増す。可能性を生む」と話している。ゴロを打てば内野安打になるかもしれないし、相手が失策することもある。イチローは常に転がすという中で、可能性を求めてきた選手だ。打率をかなり落とした昨年と一昨年を見ると、52.3%と50.9%でイチローにしてはその数字が低かった。

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