バナー広告20年の課題 ユーザーが見る度合い測れ
藤村厚夫・スマートニュース執行役員

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2014/11/25 7:00
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インターネットを使っていてバナー広告を目にしない日はないだろう。バナー広告とは、広告をウェブサイト上で旗状に表示する仕組みだ。これこそ、それ以前に困難だったウェブを換金可能な世界へと転換する画期的な発明だった。

ウェブサイトの換金手段として急増したバナー広告は20年を経て曲がり角を迎えている(グーグルの検索画面より)

ウェブサイトの換金手段として急増したバナー広告は20年を経て曲がり角を迎えている(グーグルの検索画面より)

一般にバナー広告は、1994年10月にホットワイヤード(Hotwired)のホームページ上で誕生したとされる。それから20年。13年に年間約5兆円あったとされるネット広告の中で、依然としてバナー広告はシェアで2位(1位は検索連動型広告)、額でも全体の2割を占め、モバイル広告も含めれば高率の前年比成長を遂げているのだ。

技術革新の急な分野で20年にもわたりその命脈を保ち続けている理由は、原理の単純さだ。増え続けるホームページ、コンテンツ。その一つ一つにバナー広告を掲示できる。多くのコンテンツを多くのネットユーザーに表示すれば(バナー広告をユーザーに表示することを「インプレッション」と呼ぶ)、収入を得られる。つまり増収原理を描きやすいのだ。

むろん、単純さは往々にしてやり過ぎを引き起こす。ネット広告の主役を長く果たしてきたバナー広告が今、大きな課題に直面している。

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