メジャーリポート

フォローする

「大谷はまだ経験が…」 大リーガーらクールな評価
スポーツライター 丹羽政善

(1/3ページ)
2014/11/21 7:00
保存
共有
印刷
その他

今回の日米野球、米メディアの興味が薄かった。いや、当初はそうでもなかった。

「デービッド・プライス(タイガース)が日本に行きたいと話していた」と米スポーツ専門局ESPNに伝えると、日本でのインタビューを模索した。8月終わり、ブライス・ハーパー(ナショナルズ)の参加が判明すると、米誌ESPNは、密着記事の企画を立て始めた。当初メンバーに入っていたアダム・ジョーンズ(オリオールズ)についても、インタビューができたら面白いと、ESPNは考えていた。

米メディア、二刀流の大谷に興味

しかし、である。ESPNが興味を持っていた3人が辞退すると、彼らは日米野球と距離をおいた。ロビンソン・カノ(マリナーズ)、ヤシエル・プイグ(ドジャース)らがメンバーに入ってはいたが、全体の顔ぶれを見ると、メジャーとマイナーを行ったり来たりの選手もいて、わざわざお金をかけて取材する価値があるかどうか疑い始めたのだ。

ならば、日本人投手を特集するのはどうか? ここ数年、黒田博樹、ダルビッシュ有、岩隈久志、田中将大らがメジャーでも活躍。その流れで、「次は誰だ?」という見方が出始めていた。今回の日本のメンバーを見ると、近い将来のメジャー挑戦が噂される前田健太、金子千尋、それにまだ20歳の大谷翔平、藤浪晋太郎らがいる。彼らを紹介するなら面白いのでないか。

それぞれの簡単なプロフィルをESPNに伝えると、最初は反応が鈍かったものの、日米野球の開幕直前になって、彼らは1人の選手に興味を示した。それが「二刀流」の大谷。追加資料を送ってくれというので彼の映像ファイルなどを送ると、さらに興味をそそられたようで、「落ち着いたら、書いてくれ」と仕事の発注があった。

プロ入り前、投打で活躍は米でも

二刀流は、英語にすると「Two-Way player」だ。ESPNがそこに注目したのは、おそらくそうした選手がメジャーでは絶滅して久しく、今後も出てこないと考えられているからだろう。とはいえ、どこかでそうした選手がメジャーでも生まれたら、という期待感があるはずだ。

  • 1
  • 2
  • 3
  • 次へ
保存
共有
印刷
その他

大リーグコラム

電子版トップスポーツトップ

メジャーリポート 一覧

フォローする
19日のアストロズ戦でサヨナラ負けし、引き揚げるヤンキース・田中(奥右)=共同共同

 「なかなか今、終わったばかりなので、終わってしまった実感が湧かないというのが自分の正直な気持ちです……」
 戦いを終えて、ヤンキースの田中将大はそう言葉を絞り出した。メジャー6年目だが、これほど悔しそ …続き (10/21)

チームメートにシャンパンをかけられるヤンキースの田中。ポストシーズンでの投球が注目される=APAP

 9月19日、ホームでのエンゼルス戦に勝ったヤンキースは、イチロー、黒田博樹らが属した2012年以来、久々のア・リーグ東地区制覇を果たした。シーズン中盤以降は、2位以下を大きく引き離しての独走優勝。そ …続き (9/23)

18日のホワイトソックス戦では外角に逃げる変化球を捉え、右手1本で中堅越えの本塁打を放った=共同共同

 昨季は8月に6本塁打をマークした米大リーグ、エンゼルスの大谷翔平。投手の疲労が蓄積している夏場に本塁打量産も期待されたが、22試合で1本と伸び悩み、ここまで16本塁打にとどまっている。残り30試合を …続き (8/28)

ハイライト・スポーツ

[PR]