「ネット愛」でつながるか KDDIの新構想「Syn.」
ブロガー 藤代裕之

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2014/11/21 7:00
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はてなブックマークでSyn.に参加するはてなの栗栖義臣社長を横にして、森岡氏は「はてなブックマーク(はてブ)大好きなんですよ。使っています。キュレーションメディアがはやっていますが、はてブは元祖CGM(コンシューマー・ジェネレイテッド・メディア)。こんないいものが何でギークだけに使われているんだろう」と、はてなブックマークへの熱い「ネット愛」を語り続けた。

■Web2.0の頃の熱気

森岡氏の話を聞きながら、2005年ごろから数年間ブームとなったWeb2.0での熱気を思い出した。2001年に京都で創業したはてなは、最初期からブログサービスを展開し、『ウェブ進化論』でWeb2.0を広めたコンサルタントの梅田望夫氏が取締役を務めており、Web2.0の中心的企業のひとつであった。当時は、ブログなど人々がつくるコンテンツやサービスの可能性が語られた。

はてなはいったん米国に進出した。その後、京都に本社を戻し、任天堂と提携したサービスを作ったり、ブログサービスのリニューアルを行ったりしていたが、それほど大きな動きはなくメディア露出も限られていた。Web2.0もいつの間にか過去のものとなっていた。

8月に創業者の近藤淳也現会長から社長を引き継いだ栗栖氏が、Syn.構想を聞いたのは5月ごろ。開発本部長だった。開発の中心はスマホにシフトしていたところで、渡りに船だった。「キャリアがやる取り組みにもかかわらずKDDIの中に閉じ込める話ではなくて、他社のスマホから見ても使えるんです、という話。KDDIがやって何の得があるんだろう」と、驚きを感じたという。

栗栖氏は、はてなの立ち位置について、「多くの人に使ってもらいたいけれど、なんでもかんでも、というわけではない。拡大したいが、急成長というわけではない」と説明する。最近のスマホ向けサービスは、調達した巨額の資金で大量のテレビCMを流してユーザーをかき集める例が目立つ。はてなはこうした手法はとらない。だが、地道にやっていてはユーザーの増加は限られる。Syn.は、キャリア側から、地道なサービスを支援する「ネット愛」にあふれた取り組みでもあるといえる。

■中心がないSyn.の行方

10月からスタートしたSyn.だが、反応はどうか。栗栖氏は「細かい数字は出せないが新たなユーザーが増えている」と説明する。また、ユーザーだけでなく、Syn.に加わる他社の担当者と顔を合わせて新たな取り組みについての議論も始まっているという。

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