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異次元ショットと巧みな小技 B・ワトソンに驚嘆
編集委員 吉良幸雄

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2014/11/19 7:00
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ど派手なピンク色のドライバーで350ヤードドライブ、柔らかいアプローチ――。三井住友VISA太平洋マスターズ(13~16日、静岡・太平洋C御殿場)に招待出場したバッバ・ワトソン(36、米国)の超ド級のショットと巧みな小技に、驚嘆させられた。

今春のマスターズ・トーナメントで2年ぶり2度目の優勝。大会前週の世界選手権シリーズ、HSBCチャンピオンズ(上海)を制した世界ランク3位のレフティーが、9年ぶりに参加した。日本ツアー参戦3年目のデービッド・オー(33、米国)がプロ11年目で初優勝を飾り、ワトソンのアジア2連勝はならなかったが、191センチの「巨人」のパワーと技に、大ギャラリーも酔いしれた。

378ヤード・パー4で1オン寸前の豪打

初日のワトソンのプレーは見どころ満載だった。スタートの10番(パー4)。同組の石川遼(23)、谷原秀人(36)がバンカーやフェアウエー上の木を避けるために第1打を刻んだのに対し、豪快なドライバーショットでフェアウエーに運び、大歓声を誘った。12番で10メートル以上の長い下りパットを沈め2連続バーディーだ。

15番(378ヤード、パー4)では1オン寸前。前の組はまだグリーン上にいた。池田勇太(28)がパットでアドレスに入るところで、藤田寛之(45)も「びっくり。打っちゃダメですよねえ」とマナー違反の"打ち込み"に苦笑した。追い風に乗って、本人も予期せぬビッグドライブとなったのだが、第2打のアプローチはグリーン手前8ヤードから。刻んだティーショットをバンカーに入れた石川の第3打とほぼ同じ所で、1.5メートルに寄せバーディーだ。

「顔見せラウンド」は、ダブルボギーもありながら5アンダーで首位タイ。日本初Vが期待されたが、2位から出た3日目に77をたたき優勝争いから脱落した。世界遺産の霊峰富士の麓は2日目から冷え込みがきつく、ワトソンにもこたえたのだろう。

球の高さ、曲げ幅もコントロール自在

スタート前の練習もそこそこに出た1番(パー4)でドライバーショットが大スライスして左の池につかまり、3パットのダブルボギー。2番も3パットボギー。6番(パー5)では再び左林まで曲げ、第3打を池に入れてダブルボギー、アウトで6打も落とした。最終日も3連続バーディー直後の14番で「池ポチャ」、ダブルボギーとして71と伸び悩み、結局3アンダーの24位にとどまった。

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