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福岡市で道路陥没、原因は地下鉄工事坑内への土砂流出

ケンプラッツ

福岡市博多区で2014年10月27日、市道が近隣のたて坑内への土砂流出によって陥没した事故で、福岡市交通局建設課は、たて坑施工時の地盤改良が不十分だった可能性もあると見て調査を進めている。陥没が発生したのは市営地下鉄七隈線延伸工事の現場付近。陥没箇所から6mほど離れた延伸関連工事のたて坑に、道路の下の土砂が流出したことで発生した。

現場付近では、市の南西部と中心部を結ぶ地下鉄七隈線を1.4km延伸して博多駅に到達させる工事の一環として、延伸経路上の雨水幹線を移設する工事を進めていた。施工者は松鶴建設・環境開発JV(共同企業体)。工期は2013年8月から2015年1月までだ。

2014年10月27日の午後4時過ぎ、同JVは、移設工事のために掘った長さ約20m、幅約10m、深さ約15mのたて坑の中に土砂が流入していることを知り、市と福岡県警博多警察署に通報。付近の市道に交通規制が掛けられてから約6分後の16時58分ごろ、車道部の舗装が長さ約5m、幅約4m、深さ約4mにわたって陥没した。人的被害はなかった。

市は松鶴建設・環境開発JVに陥没箇所の埋め戻しと地盤改良を指示する一方で、事故の原因の調査に着手した。たて坑の側壁や底盤の付近では、硬化剤を円柱状に充てんして地盤改良している。この改良工事に不十分な箇所がなかったかどうかに重点を置いて、調査を進めている。

七隈線延伸部分の開業予定時期は2020年度末。市は、今回の事故の影響で開業時期が変わる可能性については「今のところ無い」(交通局建設課)としている。

(日経コンストラクション 安藤剛)

[ケンプラッツ 2014年11月12日掲載]

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