新聞5紙ハッカソン、イノベーションを生むか
ブロガー 藤代裕之

(2/4ページ)
2014/11/7 7:00
保存
共有
印刷
その他

ハッカソンには大学生や企業チームなど約100人が応募した。抽選で選ばれた49人のエンジニアやデザイナーは10月18日にチームを編成。12チームに分かれて、各社が提供した記事のデータベースなどを活用して1週間かけてサービスを開発、10月25日にプレゼンテーションを行った。

■新聞のニュースは難しく遠い存在

最優秀賞に選ばれた「べんとータイムズ」のチーム。子供が読む記事を親や祖父母が選ぶ

最優秀賞に選ばれた「べんとータイムズ」のチーム。子供が読む記事を親や祖父母が選ぶ

プレゼンで各チームから繰り返されたのは「ニュースを読まない若者に……」「新聞は難しいので」という言葉だ。ただ、キュレーションアプリやまとめサイトなどを使う若者は多い。紙の新聞の文字は年々大きくなり、広告も含めて中高年メディア化しているだけに、提案されたサービスは、新聞のニュースを身近にしたり、楽しんで受け取れたりする工夫したものが多かった。

例えば、最優秀賞と毎日新聞賞に選ばれた「べんとータイムズ」。親や祖父母が記事を選んで、子供のスマホアプリにおかずのように詰めるサービスを企画した。チームは、毎日親から子にニュースを届けることでコミュニケーションが生まれるとアピールした。

べんとータイムズと競ったのが、「CompaNews(カンパニュース)」。競合企業や自社に関するニュースを社内で共有できるサービスで、記事をシェアすると画面の上にアイコンが出てプルプル震えるデモが、会場で笑いを誘っていた。これは日経電子版賞に選ばれた。

産経デジタル賞には、記事から川柳を自動で生成する「川柳亭新エ聞」が選ばれた。ウェブデザイン会社のメンバーで構成するチームで、言語解析の仕組みを使い、記事を自動的に川柳にするもので、首相動静から「安倍首相ヒルトンホテル午前だけ」と不思議な川柳を作り出していた。他にも、注目が集まる3Dプリンターを使いコンビニで販売記事テキストをパンにプリントするというものなどがあった。

  • 前へ
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 次へ
保存
共有
印刷
その他

関連企業・業界 日経会社情報DIGITAL

電子版トップ



[PR]