斬新なアイデア生む 米IT企業のオフィスの秘密
ブランドン・ヒル(米ビートラックスCEO)

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2014/11/9 7:00
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ここ数年、サンフランシスコ市内では日々新しい企業が立ち上がっている。平日の就業時間後には勉強会やピッチコンテストなど各種イベントが毎晩の様に開催され、この街独特のダイナミズムを作り出している。

■オフィスの一部に大きなゲームセンター

札幌市生まれ。サンフランシスコ州立大学デザイン学科在学中からウェブサイトのデザイナーとして活躍。卒業後の2004年にブランディング・ユーザーエクスペリエンスデザインを手掛けるビートラックスを設立。趣味はバイク、テニス、ロック音楽。

札幌市生まれ。サンフランシスコ州立大学デザイン学科在学中からウェブサイトのデザイナーとして活躍。卒業後の2004年にブランディング・ユーザーエクスペリエンスデザインを手掛けるビートラックスを設立。趣味はバイク、テニス、ロック音楽。

イベントはたいてい、企業のオフィスで開催される。多くの米国企業のオフィスにはパーティーや会合を開けるスペースがあり、中小規模の企業でも数十人単位のイベントを定期的に開催している。イベントの参加者にとっては、普段訪問する機会のない会社のオフィスを見学できるチャンスだ。その様な機会にオフィスを観察すると、非常に個性的である事に気づく。

旅行先でユーザー同士の部屋を貸し借りするサービスを提供するエアbnbの会議室は、世界各地の都市をイメージしてデザインされ、全てが異なる雰囲気になっている。エンジニア向けコードシェアリングサービスのギットハブは「エンジニア共和国」をテーマに、オフィスの中心部分に首相席が設けられている。オンラインゲーム大手のジンガは、オフィスの一部に大規模なゲームセンターを設置している。

この遊び心に満ちた雰囲気のオフィスには、具体的なメリットがあり、専門の業者が企業の目的に応じて、デザインを手がけている。

最も重要な目的は、企業カルチャーの生成だ。米国企業は企業文化を重視することにより、従業員の満足度アップ、愛社精神向上に加え、提供する商品やサービスの品質向上を狙っている。グーグルの自由で楽しい社風は有名だが、これも同社のカルチャーとして提供サービスに反映されている。

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ブランドン・ヒルさんの「新風 Silicon Valley」

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