2018年6月22日(金)

グーグル第二の研究機関「Y」 スマートシティーに照準
宮本和明 米ベンチャークレフ

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2014/11/12 7:00
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 世界の総人口は2050年までに、90億人にまで膨らむとみられている。増え続ける人口に対応するため、新興国では輸送システム増強が喫緊の課題となっている。

 輸送量を増強するなどハードウエア面での対応に加え、Urban Enginesのソフトウエア面でのアプローチが評価されてきた。Urban Enginesが目指しているのは、インフラが整っていない国々での輸送力強化にあり、今後、新興国を中心に大きな需要が見込まれる。

 日本ではSuicaが取得したデータの解析が進んでおり、Urban Enginesの手法は特に目新しいものではない。新興国向けには、日本の高度なインフラ技術輸出に加えて、Suicaデータの解析技術も混雑緩和に貢献するかもしれない。

■前CEOも出資

 Urban Engines創業者の一人であるシバ・シバクマール(Shiva Shivakumar)氏は、Googleでエンジニアリング部門の副社長を歴任。AdSenseやSearch Applianceの開発に携わった。

 Urban Enginesに対しては、Google Venturesだけでなく、前CEOのエリック・シュミット(Eric Schmidt)氏も投資している。Urban Enginesは、Googleのコア技術であるデータ解析を都市交通に応用したもので、Googleの注目度の高さがうかがえる。

宮本和明(みやもと・かずあき)
米ベンチャークレフ代表 1955年広島県生まれ。1985年、富士通より米国アムダールに赴任。北米でのスーパーコンピューター事業を推進。2003年、シリコンバレーでベンチャークレフを設立。ベンチャー企業を中心とする、ソフトウエア先端技術の研究を行う。20年に及ぶシリコンバレーでのキャリアを背景に、ブログ「Emerging Technology Review」で技術トレンドをレポートしている。

[ITpro 2014年10月14日付の記事を基に再構成]

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