2018年12月17日(月)

グーグル第二の研究機関「Y」 スマートシティーに照準
宮本和明 米ベンチャークレフ

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2014/11/12 7:00
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具体的には、ピーク時前後(シェイドの時間帯)に乗車すると、通常の3倍から6倍のポイントがもらえる(下図)。ピーク時の乗客を、前後に分散させる狙いがある。取得したポイントは、Cepas Cardにキャッシュバックされる。このプログラムを支援している企業や、社員に割増ポイントを付与している企業もある。

(出典: Congestion and Parking Relief Incentives)

(出典: Congestion and Parking Relief Incentives)

■スタンフォード大学での研究成果を商用化

Urban Enginesは、スタンフォード大学の研究成果を商用化したものだ。創業者の一人であるバラジュ・プラバカー(Balaji Prabhakar)氏は、同大学で交通ネットワークの研究に従事した。

プラバカー氏は「Behavioral Economics」というモデルで、人間心理に訴えって通勤時の混雑を緩和する手法を研究。具体的には、「Congestion and Parking Relief Incentives」というシステムを開発し、オフピーク時間帯に通勤すると報償を与え、交通渋滞を緩和する効果を検証した。

この結果、少ない報償でも大きな効果があることが分かった。この研究を元にUrban Enginesを創設した。現在もこのシステムは稼働しており、専用アプリ「My Beats」で利用されている。

■人口増加にどう立ち向かうか

(出典: Urban Engines)

(出典: Urban Engines)

ブラジルのサンパウロでは、世界銀行(World Bank)と共同でバスの運行管理を行っている(上の写真)。米国ではコロンビア特別区で、電車の運行管理に利用されている。

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