2018年9月19日(水)

グーグル第二の研究機関「Y」 スマートシティーに照準
宮本和明 米ベンチャークレフ

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2014/11/12 7:00
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■運行監視システムの仕組み

 Urban Enginesは既存システムが生成するデータログを解析することで、運行状況を把握する。乗客の動きは、乗車カード(JR東日本のSuicaのようなカード)の情報から把握する。電車やバスの位置は、GPS(全地球測位システム)などの位置情報を利用する。乗客一人一人がセンサーの役割を果たすこの手法は、「クラウドセンシング」と呼ばれている。

(出典: Urban Engines)

(出典: Urban Engines)

 Urban Enginesは、前述の通り電車や駅の混雑状況や、駅での待ち時間などの情報を提供する(上の写真)。

 さらに電車やバスの位置と速度を把握することで、遅延や運休でどれだけの利用者が影響を受けるかを推定する。利用者に特典を与えることで、混雑緩和を目指すインセンティブプログラムも提供している(下図)。

(出典: Travel Smart Rewards)

(出典: Travel Smart Rewards)

■シンガポールで利用開始

 Urban Enginesは、新興国を中心に導入が始まっている。シンガポール政府はUrban Enginesを導入し、電車の混雑緩和を目指している。運輸を管轄するLand Transport Authorityは、運行管理に加えて「Travel Smart Rewards」という名称で、インセンティブプログラムを展開している。

 利用者は搭乗パス (Cepas Card) を利用、ピーク時の前後の時間帯に電車に乗るとポイントをもらえる仕掛けだ。

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