2018年12月15日(土)

アルゴリズムが変える社会生活 透明性の確保課題
藤村厚夫・スマートニュース執行役員

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2014/10/28 7:00
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私たちが繰り返している社会生活に今、「アルゴリズム」の影響が高まっている。アルゴリズムを簡単に説明すれば、ある種の解答を得るための手段、論法を定めたものをいう。様々な条件やデータを与えるとアルゴリズムが答えを抽出する。

アルゴリズムがネット上の情報を選別するフィルターバルブ問題が話題になり始めた(グーグルの画像検索画面)

アルゴリズムがネット上の情報を選別するフィルターバルブ問題が話題になり始めた(グーグルの画像検索画面)

例えば、ある銘柄の株式の値動きや周辺の諸事情をデータとして活用して、株は買いか売りか、あるいは保持かなどを自動的に判断する仕組み。これなどもアルゴリズムの設計に基づく。

株取引にとどまらず、人間が逐一判断して高度な意思決定をしなければならなかった領域にアルゴリズムが浸透しはじめたことで、専門の人間の処理が不要になり、自動的で高速な処理が広範囲で実現した。

現代は大小様々なコンピューターが普及して、大量のデータが消費者の生活にとって身近なものになった。データを高速に処理する必要性も高まっており、それゆえ多種多様なアルゴリズムが消費者の身近に存在するようになった。食材の情報を測定しては自動的に加熱時間を決定する電子レンジにも、ある種のアルゴリズムが働いている。

コンピューターとアルゴリズムの存在意義は高まる一方だが、問題も指摘されている。最近では米連邦取引委員会(FTC)が、住宅ローンやクレジットカードの与信判断にアルゴリズムが関与し、それが個人を不当に差別する結果を引き起こしているのでは、と危惧を表明した。大量にデータをさばく必要から生じた与信業務へのアルゴリズムの適用だが、その中に個人の属性を判断する材料が含まれているのではないかとの懸念だ。それが差別を助長する可能性があるというのだ。

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