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ホンダ、新・運転支援システムを新型レジェンドに搭載

2014/10/25付
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日経Automotive_Technology

 ホンダは2014年10月24日、新たな安全運転支援システム「ホンダセンシング」を開発したと発表した。日本ではまず、11月に発表を予定している新型「レジェンド」に搭載する。その後、搭載する車種を順次広げる計画である。

 今回発表したシステムは、フロントグリル内に組み込んだミリ波レーダー(77GHzの周波数に対応)と、フロントウインドーの室内側に取り付けたカラーの単眼カメラで構成する。ミリ波レーダーの性能を向上させて前方車両の位置や速度だけでなく、これまで検知が難しいとされてきた歩行者も検知できるようにした。単眼カメラについては、解像度を従来の640×480画素から1200×800画素程度に高めており、約60m先までの歩行者や障害物を識別できるという。レーダーは富士通テン製、カメラは日本電産(旧ホンダエレシス)製である。

図1 「衝突軽減ブレーキ」の仕組み
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図1 「衝突軽減ブレーキ」の仕組み

 新型レジェンドに搭載する新機能は(1)衝突軽減ブレーキ、(2)路外逸脱抑制、(3)歩行者事故低減ステアリング、(4)渋滞追従機能付きACC(アダプティブ・クルーズ・コントロール)、(5)標識認識、(6)先行車発進お知らせ──の6つ。このほか、車線維持支援システム(LKAS)と誤発進抑制という従来の2つの機能も搭載される。

 新機能のうち「衝突軽減ブレーキ」は、レーダーとカメラで前走車や対向車、歩行者を検知する。衝突の恐れがある場合はまず、衝突の約3秒前に音と表示でドライバーに知らせる。さらに接近した場合は、約2秒前に軽いブレーキをかけて体感的にドライバーに知らせる。それでもドライバーが回避行動を取らない場合は、約1秒前に緊急ブレーキをかける(図1)。対象が止まっている車両の場合は、約60km/hの速度から自動ブレーキをかけて衝突を回避できる。

 車速60km/h以上で作動する「路外逸脱抑制」ではカメラで走行車線を検知し、車両が車線をはみ出しそうになると、ステアリングを振動させてドライバーに警告する。同時に、車両を車線内に戻すようにステアリングを自動制御する(図2)。車線からのはみ出し量が大きい場合は、自動ブレーキによって路外逸脱を回避する。

 約10km/h~約40km/hの範囲で作動する「歩行者事故低減ステアリング」は、路側帯の歩行者や白線などをレーダーとカメラで検知する。歩行者との衝突が予測される場合にはステアリングを回避する方向に制御し、ドライバーの操作を支援する(図3)。

図2 車線からのはみ出しを防ぐ「路外逸脱抑制」
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図2 車線からのはみ出しを防ぐ「路外逸脱抑制」

図3 ステアリングを制御して歩行者との衝突を防ぐ
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図3 ステアリングを制御して歩行者との衝突を防ぐ


 「渋滞追従機能付きACC」では、作動範囲を「停止状態~速度メーターの読みで110km/h」まで広げ、高速道路における渋滞時の追従などのドライバーの負荷を軽減する。「標識認識」はカメラで道路標識を検知し、その標識を車内のディスプレーに表示するものである。

(日経Automotive Technology 高田隆)

[日経テクノロジーオンライン 2014年10月24日掲載]


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