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日本ハム中田、CSで覚醒 世界基準の打者目指せ

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2014/10/28 7:00
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立ち姿はあくまで自然体、それでいて狙い球は絶対に逃さないという「殺気」さえ漂わせている。日本ハム・中田翔の打席でのたたずまいから、そうした雰囲気を感じた。プロ野球パ・リーグのクライマックスシリーズ(CS)。チームはソフトバンクにあと一歩及ばず日本シリーズ進出を逃したものの、中田はポストシーズン新記録となる4戦連続本塁打を放ち、スラッガーとして大きく飛躍した1年を締めくくった。

直球一本「変化球待つバカはいない」

まさに「4番の一振り」だった。1勝1敗で迎えた10月14日のオリックスとのCSファーストステージ第3戦。台風19号の接近で1日延期となった決戦は、今季限りで引退する稲葉篤紀の代打適時打で追いついた日本ハムが延長に持ち込んだ。そして十回表の先頭打者として打席に入ったのが中田だった。

マウンドにはオリックスの守護神・平野佳寿。「あれだけ真っすぐが速いピッチャーなのに変化球を待つバカはいない。(相手が)自信を持っている球を打ち返してやろう」と直球一本に狙いを絞った。2球目の150キロをたたくと、打球は中堅バックスクリーンへ。チームをファイナルステージに導く決勝弾となった。

「今年一番、最高の本塁打」という一発が呼び水となり、中田のバットはソフトバンクとのファイナルステージでも火を噴いた。15日の初戦で大隣憲司の内角スライダーを「うまく体が反応できた」と2ラン。2戦目は武田翔太の高めに浮いたスライダーを仕留めて2ラン。3戦目には東浜巨の内角直球をコンパクトに最短距離で捉えるスイングではじき返す3ラン。いずれも左翼席に打ち込み、日本シリーズも含めたポストシーズンで中西太(西鉄)、ランディ・バース(阪神)らの持つ3試合連続本塁打の記録を更新した。

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