エアコン商戦「冬の陣」 暖房省エネ性能競う

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2014/10/28 7:00
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秋も深まり、自宅のエアコンを見上げながら暖房使用をにらんでフィルター掃除を考えた人もいるかもしれない。冷房を多用する夏と同じく、エアコンは暖房でも電力を大きく消費する。今夏は冷夏や大雨による災害もあり、エアコンの売れ行きは鈍化したが、冬はどうか。暖房性能や省エネを競うエアコン「冬の陣」が始まった。

■冬の暖房、エアコンが主役に

パナソニックの家庭用エアコン「CS-X405C2」

パナソニックの家庭用エアコン「CS-X405C2」

「電源を入れても冷風が吹き出し、温風になるまでに時間がかかる」「厳寒地では動かない」「電気代がかかる」――。一世代、二世代前までは、エアコンに暖房機能がついていても夏の冷房だけに使い、冬はストーブや石油ファンヒーターを使う消費者が多かったのではないだろうか。

しかし、家電各社の家庭用エアコンのラインアップを見ると、エアコンの多機能化、高機能化が進み、冷房だけでなく、暖房でも主力機器として十分に使えるようになった。エアコンは「クーラー」ではなく、字義通りの空調機器となった。

例えば最大手のパナソニックの主力機種「Xシリーズ」は省エネ・暖房性能がアピールポイントの一つだ。運転開始の予定時間に合わせて事前に予熱を始める「すぐでる暖房」や、「ひと・ものセンサー」や「日射センサー」を駆使して室内の状況や室外の天気に応じて温度を調節する「エコナビ」機能などが売りものだ。14畳用の「CS-X405C2」の店頭想定価格は税抜きで約25万円前後だ。

■ダイキン、加湿機能で体感温度アップ

ダイキン工業は11月7日に主力機種である「うるさら7(セブン) Rシリーズ」の新製品を投入する。今回は来年の夏をにらんで冷房に焦点をあてたが、暖房性能でも妥協はない。ダイキンは加湿が売りもので、湿度を制御することにより、気温が多少低くても体感温度を高め、暖房効率を上げることができるという。14畳用の「AN40SRS」の店頭価格は消費税込みで約29万円前後を想定している。

三菱電機も「霧ケ峰 Zシリーズ」の新製品を今月から順次発売する。高効率の圧縮機と独自のコンバーター回路を使って、暖房能力を高めながら省エネ性を確保。外気温が氷点下でも、ピーク時の暖房能力は外気温7度を前提とした能力と同じ出力を出せる。14畳用の「MSZ-ZW405S」で店頭想定価格は税抜きで27万8千円前後だ。

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