2018年12月17日(月)

「データ分析初心者も歓迎」な公開勉強会、隔月開催へ

2014/10/21付
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日経情報ストラテジー

データ分析に携わるビジネスパーソン有志が集まる勉強会コミュニティ「丸の内アナリティクス」は、データ分析に興味を持つ一般のビジネスパーソンや分析に携わる学生を対象に、一般公開の勉強会を2カ月おきに開催する意向を明らかにした。1回目の公開勉強会「Spin-out Meetup」(写真)は既に終了したが、次回は、2014年12月12日に開催の予定だ。

写真 丸の内アナリティクスが開催した「Spin-out Meetup」

写真 丸の内アナリティクスが開催した「Spin-out Meetup」

丸の内アナリティクスは2014年5月から始まった、データ分析に特化した勉強会コミュニティ。リクルートキャリアの中途事業本部でデータサイエンスグループを率いる原田博植氏を中心に設立された。

原田氏は「今後、あらゆる企業でデータ分析が正しく、速く、多く行われることを目指し、最終的に日本全体のグローバル競争力をデータ分析で高められるようにすることを念頭にコミュニティを立ち上げた。データ分析のユーザー企業の担当者に開かれた場にしていきたい」と、意気込みを語る。

このところ、データ分析や分析環境作りについて様々な勉強会が開催されている。しかし、専門性が高かったり技術色が強かったりするものが少なくない。「ビジネス寄りでしかも『分析はこれから』というビジネスパーソンでも参加できる勉強会を作ろうと、準備を進めてきた」と原田氏は明かす。「集まりを機に、分析を担う参加者同士が交流して、ビジネスにもプラスになる場にできれば」と続ける。

■分析事例やアドバイスがふんだん

1回目の一般公開勉強会は2014年10月10日、東京・代官山で開催された。50人以上が参加し、企業で顧客の行動分析などに携わる分析担当者が講演した。

複数の登壇者による講演では、事例が多く紹介され、 分析初心者向けのアドバイスも多かった。

講演では「あるサイトで、訪問顧客の性別で販促策を変える施策について性別推定をすることになった。ある施策では正解率60%どまりだったのを、訪問顧客の検索履歴を活用することで、95%にまで引き上げられた」といった事例が紹介された。

別の講演では「当社では以前、業務担当者が分析に必要なデータをもらうまでに1、2週間かかっていた。そこで新しい分析基盤を導入したところ、その期間がなくなり、分析でトライアンドエラーができるようになった」といった成果が報告された。

一方、分析初心者向けのアドバイスとしては、「分析で陥りがちなのは、精度を高めすぎること。どんなに精度を高めても、その結果が意思決定に役立たなければ、報告相手には響かないので要注意」「分析では確かめたい仮説作りが重要。仮説なしで分析のプロに任せても、良い結果は得られない」といった実践的なものが相次いだ。

講演が終わると立食形式の懇親会が開かれ、講演者と参加者が熱心に話し合う光景が会場のあちこちで見られた。あるIT(情報技術)エンジニアの参加者は「これからデータ分析を学ぼうと思い参加した。どこから着手すればよいかが分からないままでいたが、今回の参加で学ぶポイントをつかめた。早速現場で取り組んでみたい」と手ごたえを感じて、会場を後にした。

(日経情報ストラテジー 西村崇)

[ITpro 2014年10月20日掲載]

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