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社内会議で有名店の味、アスクル弁当宅配サービス開始

日経情報ストラテジー

アスクルは2014年10月21日、3万社以上が利用する企業向け一括電子購買管理サービス「ソロエルアリーナ」で、弁当宅配サービスを開始する。「企業内での会議や研修、取引先とのランチミーティングなどで、さらには社内パーティーや会場を借りてのセミナーやイベントでの昼食の手配など、企業で弁当を手配するニーズに応えていきたい」と、アスクルの吉田仁取締役BtoBカンパニーCOO(最高執行責任者)は話す。

サービスは、2014年7月に資本提携したスターフェスティバルとの協業で進める。スターフェスティバルは、2009年7月の設立以来、累計で600万人の顧客に弁当などを提供してきた弁当宅配サービス「ごちクル」を運営している。新サービスは、このごちクルとソロエルアリーナを連携させることで実現する。

写真 「ソロエルアリーナ ごちクル」で手配できる弁当の例。六本木 イマカツの「名物ささみカツ弁当」(左)と梅丘 寿司の美登利総本店の「超特選 大穴子とにぎり盛り合わせ」

特徴は、有名店の料理を弁当で手配できること。その中には「梅丘 寿司の美登利総本店」や仙台発祥の「牛たん炭焼 利久」、「日本橋たいめいけん」、鶏ささみのカツで知られる「六本木 イマカツ」などが含まれる(写真)。適度な分量にしたり油分を極力控えたりして、食後の会議や打ち合わせに影響が及ばないよう配慮されている。

「顧客企業に事前調査を実施したところ、弁当を手配する際の悩みには、近所で手配した弁当ばかりで飽きているというものが多かった。その不満を新サービスでは500ブランド4000種類の弁当を選べるようにして解消する」と、アスクルの内海智之BtoBカンパニー東日本統括本部執行役員本部長は話す。

手配できる弁当について、スターフェスティバルの濱野亜紀ごちクル主宰は「京料理たん熊北店、銀座うち山といったミシュランガイドの星付き料理店の味を、1食数千円という値段でオフィスにいながら楽しめるようにもしてある」と説明する。

事務・オフィス用品などと合わせて弁当を買える

ソロエルアリーナの利用企業は、事務・オフィス用品や医療用品、作業用品などを購入するサイトから、「オフィスサービス」の一環として、弁当の手配ができるようになる。

サイトからは、配達先のエリアや配達日時、予算などから弁当を選択。その中から弁当や個数を指定する。弁当の注文期限は、弁当の提供店舗によって異なるが、配達前日から3日前。多くは2日前の昼12時までが期限だという。なかには早朝6時に配達できるものや、1000食以上を一括注文できる弁当も揃える。

支払いは、ソロエルアリーナの支払い管理の仕組みで行う。事務用品など他の購入商品と合わせた取引総額に組み込まれるので、購入費用全体に対する値引きサービスの対象になるという。

配達はスターフェスティバルの全国38拠点を使い、47都道府県で実施。配達料金は東京23区の場合、購入金額が1万円以上だと無料だが、その金額に達しないと1000円ほどかかる。自動車で配達するため、当日の配達時間は1時間幅で指定する。衛生面を考えると配達後2時間以内に食べることが望ましいので、配達指定時間も食事の予定時間の2時間以内にするのがよさそうだ。

アスクルの吉田取締役は、「スターフェスティバルが提供するごちクルの利用顧客のほとんどが企業顧客だったことが、業務提携の決め手となった。企業顧客を多く擁する当社でサービスを開始すれば、大きな相乗効果が見込める」と話す。

今後は、ごちクルのカタログによる販促活動や、アスクル代理店による営業活動などを通して認知度を高めていき、新サービスで年間3億円の売り上げ獲得を目指す。

(日経情報ストラテジー 西村崇)

[ITpro 2014年10月20日掲載]

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