2019年9月16日(月)

相鉄・東急直通線の大工事 「新横浜-日吉」の未来図

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2014/10/23 7:00
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[左]高架下に相鉄・東急直通線を通すため、高架橋を受け替える工事を行う3工区。すでに準備工事が始まっている(写真:小佐野カゲトシ)
[右]3工区は、高架下に相鉄・東急直通線を通すため、高架を支える柱を新たに造り高架を受け替える工事を行う(資料:鉄道・運輸機構)

[左]高架下に相鉄・東急直通線を通すため、高架橋を受け替える工事を行う3工区。すでに準備工事が始まっている(写真:小佐野カゲトシ)
[右]3工区は、高架下に相鉄・東急直通線を通すため、高架を支える柱を新たに造り高架を受け替える工事を行う(資料:鉄道・運輸機構)

■全撤去したうえで拡幅

「2工区」は高架上に東横線の複線と引き上げ線(一部)、下に相鉄・東急直通線の複線を通す「2層高架」とするため、現在の高架橋はいったん全て撤去したうえで新たに幅の広い高架橋を造り直すという大規模な工事が行われる。

手順としては、まず既存の高架の両側に新たな高架の外側となる部分を設け、東横線の線路を移設。その後、従来の高架を撤去し、空いたスペースに新たな高架の中央部分を構築するとともに、高架下に相鉄・東急直通線の線路を敷設する。日吉駅付近で最も大掛かりな工事が行われる区間といえるだろう。

[左]既存の高架橋を撤去し、新たに幅の広い高架橋を造る工事が行われる2工区。写真は高架から擁壁区間に切り替わる付近にあたる「日吉第一架道橋」(写真:小佐野カゲトシ)
[右]2工区では既存の高架橋を撤去し、新たに造り直す工事を行う。既存の高架の両側に新たな高架の外側となる部分を設けて東横線を移設し、その後に中間部分を構築する大掛かりな工事だ(資料:鉄道・運輸機構)

[左]既存の高架橋を撤去し、新たに幅の広い高架橋を造る工事が行われる2工区。写真は高架から擁壁区間に切り替わる付近にあたる「日吉第一架道橋」(写真:小佐野カゲトシ)
[右]2工区では既存の高架橋を撤去し、新たに造り直す工事を行う。既存の高架の両側に新たな高架の外側となる部分を設けて東横線を移設し、その後に中間部分を構築する大掛かりな工事だ(資料:鉄道・運輸機構)

■日吉駅ホームが渋谷方に移動

日吉駅と、相鉄・東急直通線が高架下から顔を出す横浜方の掘割区間を含むのが「1工区」だ。

日吉駅は高台にある島式ホーム2面4線の地下駅で、東横線が外側の1・4番線、当駅が終点の目黒線が内側の2・3番線を使用しており、横浜方には目黒線折り返し用の引き上げ線が2本ある。

[左]日吉駅の横浜方。左から東横線下り(横浜方面)、目黒線の引き上げ線2本、東横線上り(渋谷方面)。相鉄・東急直通線は引き上げ線を1本に削減し、東横線と引き上げ線の間を通す(写真:小佐野カゲトシ)
[右]相鉄・東急直通線完成後の断面図。1本に削減された引き上げ線と東横線の間に相鉄・東急直通線の線路が入る形となる(資料:(独)鉄道・運輸機構)

[左]日吉駅の横浜方。左から東横線下り(横浜方面)、目黒線の引き上げ線2本、東横線上り(渋谷方面)。相鉄・東急直通線は引き上げ線を1本に削減し、東横線と引き上げ線の間を通す(写真:小佐野カゲトシ)
[右]相鉄・東急直通線完成後の断面図。1本に削減された引き上げ線と東横線の間に相鉄・東急直通線の線路が入る形となる(資料:(独)鉄道・運輸機構)

相鉄・東急直通線の線路は東横線の内側に新設するため、工事にあたっては東横線の線路を外側に移設するとともに引き上げ線を1本に削減し、東横線と引上線の間に線路を通す。日吉駅から横浜方を見ると、東横線の線路は目黒線の引き上げ線終端部付近までが掘割、その先が高架となっている。この付近で相鉄・東急直通線が東横線と引き上げ線の間に入ってくることになる。

日吉駅は同時に、ホーム渋谷方にある電気室を付近の高架下に移設してホームを渋谷方に延伸する。東横線とともに当駅から相鉄・東急直通線に乗り入れる目黒線は、現在の6両編成から8両編成に延長する構想があることが知られているが、東急電鉄によると「現時点では8両編成化の計画は具体化していない」という。

[左]日吉駅ホームの渋谷方。ホーム端にある電気室を付近の高架下に移設し、ホームを渋谷方に延伸する
[右]相鉄・東急直通線が開業すれば、東横線・目黒線・横浜市営地下鉄グリーンラインと合わせ4路線が乗り入れる駅となる日吉駅。港北区の交通結節点としての重要性がより高まるだろう(写真:いずれも小佐野カゲトシ)

[左]日吉駅ホームの渋谷方。ホーム端にある電気室を付近の高架下に移設し、ホームを渋谷方に延伸する
[右]相鉄・東急直通線が開業すれば、東横線・目黒線・横浜市営地下鉄グリーンラインと合わせ4路線が乗り入れる駅となる日吉駅。港北区の交通結節点としての重要性がより高まるだろう(写真:いずれも小佐野カゲトシ)

2019年の開業に向け、沿線各地で工事が進展する相鉄・東急直通線。一方、当線とともに神奈川東部方面線を構成する相鉄・JR直通線は当初予定の2015年から2018年度に開業が先延ばしされた。今後は、5年後の開業に向けて相鉄・東急直通線の難工事が順調に進むかどうかも注目されるだろう。

(RailPlanet 小佐野カゲトシ)

[ケンプラッツ2014年9月19日付記事を基に再構成]

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