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阪神、初のCS第一関門突破 自信得て下克上狙う

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2014/10/15 7:00
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阪神が5度目の挑戦でクライマックスシリーズ(CS)の最初の関門を初めて突破した。2007年のCS導入以来、過去4度はいずれもファーストステージ敗退。戦績も08年の1勝以外はすべて黒星を重ねてきたが、今回は投手陣が見事な踏ん張りを見せた。昨季同じ舞台で2連敗を喫した広島を相手に、初戦の1-0勝利に続き、第2戦は延長十二回表0-0コールドゲームで引き分け。計21イニングを無失点で切り抜けた自信とタフネスぶりは、リーグ優勝チームの巨人を脅かすかもしれない。

メッセンジャー、三塁踏ませぬ快投

11、12日の両日、甲子園に詰めかけた観衆はいずれも4万6000人超。昨季と同じくスタンドの左半分は広島ファンの人波でほぼ真っ赤に染まり、阪神ファンの黄色の波とせめぎ合うように大きく揺れた。初戦の広島先発はエース前田。昨季も初戦に投げて7回1失点とチームを勢いづけた右腕は、今季初の中4日のマウンドで本調子とはいえなかった。それでも毎回安打を許しながら、スライダーの切れを頼りに気迫のこもった投球。五回までゼロを並べ、ファンの期待に応える熱戦を演出した。

これに対し、阪神の先発メッセンジャーは一回、ロサリオ、エルドレッドに連打を浴びて2死一、二塁のピンチを背負った。ここを切り抜けると、以降は安定感のある投球で8回を4安打無失点。最速153キロの直球を軸にカーブ、カットボール、ツーシーム、フォークなど「すべての球種をバランスよく投げられた」と三塁を踏ませない快投を見せた。なかでも菊池、丸の1、2番を4打席すべて凡退させたのは大きかった。

「キクマル」徹底マーク、仕事させず

「キクマル」のコンビを勢いづかせると怖いというのは、広島打線と対峙するバッテリーの共通認識だった。和田監督も「そこは徹底的にマークするところだし、バッテリーがよく研究して抑えてくれた」と賛辞を送る。シーズン中は主に2、3番でチャンスメークしてきた2人だが、野村監督は出塁率に期待し、より攻撃的ともいえる1、2番で起用。ここが機能するとクリーンアップへの攻め方も変えざるをえないだけに、阪神バッテリーももっと苦労したはずだった。

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