2019年1月24日(木)

京都縦貫道トンネルで止まらぬ出水、開通延期も

2014/10/8付
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日経コンストラクション

国土交通省近畿地方整備局福知山河川国道事務所は、掘削中の京都縦貫自動車道のトンネル坑内で約半年にわたって出水が止まらず、今年度に予定している開通が遅れる可能性もあることを明らかにした。10月末の予定としていた掘削工事の完了が難しくなっている。

水抜きボーリングで出水を処理中の瑞穂トンネル。トンネルの幅は13m、高さは8m(写真:国土交通省福知山河川国道事務所)

水抜きボーリングで出水を処理中の瑞穂トンネル。トンネルの幅は13m、高さは8m(写真:国土交通省福知山河川国道事務所)

トンネルは延長約2900mの瑞穂トンネル(京都府京丹波町)で、同事務所が整備中の京都縦貫道丹波綾部道路丹波インターチェンジ(IC)―京丹波わちIC間(延長約19km)にある。同トンネルの北側の工区である大簾(おおみす)地区(延長約1500m)を西松建設が担当し、NATM工法で掘削している。

4月に京丹波わちIC側の坑口から529mの地点まで掘り進めると、破砕帯に当たって大量の出水が始まった。平均すると毎分2000リットルのペースで、「切り羽の天端や側面など様々なところから出てくる」(福知山河川国道事務所の竹内勇喜副所長)。出水が影響したとみられる切り羽の天端の崩落が、同月中に2回にわたって発生した。工事関係者の死傷や建設機械の損傷などは免れた。

出水を抑えるために地山の水抜きボーリングを開始。さらに、天端の崩落を防ぐために地山を補強する先受け工事をしながら掘削を続行した。9月中旬の時点で坑口から760mまで掘り進めたが、出水は止まっていない。竹内副所長は、「2014年度内の開通を目指しているが、地質の状況が良くならなければ延期の可能性もある」と話している。

京都縦貫道丹波綾部道路の位置図(資料:国土交通省福知山河川国道事務所)

京都縦貫道丹波綾部道路の位置図(資料:国土交通省福知山河川国道事務所)

(日経コンストラクション 安藤剛)

[ケンプラッツ 2014年10月7日掲載]

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