2019年2月23日(土)

神奈川・東京結ぶ新動脈 相鉄・東急直通線工事の全容

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2014/10/17 7:00
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■新幹線「新横浜駅」へのアクセスも大幅向上

都市鉄道等利便増進法は、国と自治体がそれぞれ事業費の3分の1を補助、残りの3分の1は鉄道建設・運輸施設整備支援機構(鉄道・運輸機構)か第三セクターが調達して施設を整備し、完成後は鉄道事業者(営業主体)が整備主体に使用料を払って営業する「上下分離方式」の整備手法だ。

相鉄・JR直通線と相鉄・東急直通線の場合は、整備主体が鉄道・運輸機構、営業主体は西谷─新横浜間が相鉄、新横浜─日吉間が東急となる。ただし、鉄道・運輸機構によると営業主体の境となる新横浜駅の管理をどうするかは今のところ未定だ。事業費は相鉄・東急直通線が約1957億円。相鉄・JR直通線は当初約683億円とされていたが、2014年3月に約782億円へ変更された。

両線の開業後は相鉄線からJR線経由で新宿方面、東急線経由で渋谷・目黒方面へ相互直通運転を実施する計画で、現在は横浜乗り換えで59分かかる二俣川─新宿間は44分に、54分かかる二俣川─目黒間は38分に短縮される予定だ。

相鉄線や東急東横線・目黒線沿線から東海道新幹線へのアクセスも大幅に向上し、現在42分を要する相鉄線大和─新横浜間は19分に、渋谷─新横浜間も現在の41分から30分に短縮される。

計画では、JR線方面が朝ラッシュ時4本、その他の時間帯は2~3本、東急線方面はラッシュ時10~14本、その他の時間帯は4~6本の運行を想定している。現在の相鉄のダイヤでは、平日朝7時台に二俣川駅を発車する上り列車は25本。直通線開業後、都心方面と横浜方面行き列車の割合がどのようになるかが注目されるが、同社によるとダイヤや列車の行先など運行形態は現在のところ決まっていない。

二俣川駅ホームにある相鉄路線図。横浜方面へ2駅目の西谷から「相鉄・JR直通線」が分岐する。直通列車の運行形態は今のところ未定だ

二俣川駅ホームにある相鉄路線図。横浜方面へ2駅目の西谷から「相鉄・JR直通線」が分岐する。直通列車の運行形態は今のところ未定だ

■地下ホームが姿を現す羽沢駅

相鉄・東急直通線の起点となるのは羽沢駅(仮称)。施設としては相鉄・JR直通線の駅として建設されており、2010年に着工した。

JR東海道貨物線の横浜羽沢駅と横浜市道環状2号線に挟まれた場所に位置するコンクリート2層構造の地下駅で、深さ約13m、最大幅は21.7m。駅舎は地上に建設され、地下の1層目は機器室、2層目がホーム階となる。ホームは相対式2面2線の配置で、長さは10両編成に対応し約200m。ホーム幅は6.6mで、相鉄・東急直通線の他2駅も含めホームドアが設置される予定だ。

[左]羽沢駅の工事現場。左に見えるのはJR東海道貨物線の横浜羽沢駅。奥に見えるのは、シールドマシンの発進たて坑の上に建てられた「防音ハウス」の骨組み
[右]羽沢駅の断面図。相対式ホーム2面2線で、ホームは10両編成に対応。駅舎は地上に建てられる(資料:鉄道・運輸機構の資料を基に小佐野カゲトシが作成)

[左]羽沢駅の工事現場。左に見えるのはJR東海道貨物線の横浜羽沢駅。奥に見えるのは、シールドマシンの発進たて坑の上に建てられた「防音ハウス」の骨組み
[右]羽沢駅の断面図。相対式ホーム2面2線で、ホームは10両編成に対応。駅舎は地上に建てられる(資料:鉄道・運輸機構の資料を基に小佐野カゲトシが作成)

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