2019年1月17日(木)

ヤマハ、クラウドで簡単作曲 聞き手を作り手に

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2014/10/1 7:00
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ヤマハは8月、音声合成技術で簡単に作曲できるクラウドサービス「ボカロネット」をベンチャーのアピリッツ(東京・渋谷)と共同開発した。利用者数は1万人を突破し、これまでに2万~3万曲が作曲されたという。現在も利用者数は1日に100人程度のペースで増加中だ。同サービスを「ボカロ(ボーカロイド)文化」の入り口と位置づけ、ファン層の拡大に取り組む。

声や曲調を選び、歌詞を入力するだけで作曲できる

声や曲調を選び、歌詞を入力するだけで作曲できる

「ボカロネット」はスマートフォン(スマホ)やパソコンから無料で使える。音楽の素人でも手軽に作曲できる「カンタンモード」だ。操作は2小節ずつ、4つの歌詞を20文字以内で入力し、声色と曲調を選ぶだけ。後は「作曲開始」ボタンをクリックすれば、約30秒で楽曲ができあがる。

入力した歌詞の文字数などを手がかりに楽曲を自動生成する。ヤマハが用意した音の素材を組み合わせて作る仕組みだ。「同じ歌詞でも1万パターンぐらいは作れる」(事業開発部VOCALOIDプロジェクトの中山智量主任)

所詮は自動生成と侮るなかれ。できあがった曲を聴いてみると、完成度の高さに驚く。ドラムがリズムを刻み、ベースが音に厚みを加える。作成した曲はクラウド上に自動保存され、いつでもダウンロードできる。気に入った曲をフェイスブックなどの交流サイト(SNS)に簡単に投稿できるのも楽しい機能だ。

クラウドサービスのため、音の素材や再生する歌声の種類を順次追加できる。想定する主な利用者は音楽の素人らで、使い続けてもらうには飽きさせない仕掛け作りが重要だ。ガチャピンの声を追加したところ、SNS上で話題を呼んだ。

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