グーグルの自己革新 検索される前に情報提示
藤村厚夫・スマートニュース執行役員

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2014/9/30 7:00
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インターネットを使う者なら誰もが慣れ親しんでいる検索エンジン。日常的に利用していることもあって、変化が生じていても見落としがちだ。だが検索エンジンは今、その役割を静かながら大きく変貌させつつある。

変化をけん引するのはスマートフォン(スマホ)などモバイル機器の普及だ。これまで我々は、何か知らないことや場所があるとパソコンで検索したうえで行動に移していた。レストランの予約は数日前に口コミサイトを調べた後で、各店舗のウェブサイトを見比べ、予約する。場所も事前にパソコン上の地図サービスで確認して訪れる。

モバイル機器の普及はこうした行動を著しく変えた。レストラン検索では、自分がいる場所に近い、今から入れる店を探すようになった。買い物では商品を選びながら店舗内でリアルタイムに関連情報を検索している。

こうなると、検索エンジンに期待される役割は多くの情報を網羅して多様な検索結果を提供することではなくなる。消費者の迅速な意思決定のために、むしろ回答を絞り込む役割が求められる。

もう一つ見逃せない変化がある。そもそも検索は、消費者が行動に移すまでの通過地点であり、決して目的地ではなかったはず。その前提が変わりつつある。

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