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無敗のまま引退 王者メイウェザーが狙う「記録」
スポーツライター 杉浦大介

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2014/9/21 7:00
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ボクシングの現役最強王者、フロイド・メイウェザー(米国)が連勝記録を伸ばし続けている。13日には米ラスベガスで難敵マルコス・マイダナ(アルゼンチン)との再戦を制し、これで47戦全勝(26KO)。しかし、少しずつ衰えが見えるようになり、本人も来年いっぱいでの引退を明言している。無敗のまま5階級を制覇し、今では1試合で3000万ドル(約32億7000万円)以上を稼ぐスーパースターは、このまま不敗記録を保ったままリングを降りるのか。

3-0判定勝ち、ペース渡さず

「第1戦との違いはロープを背負わずに、動きを重視して戦ったこと。マイダナはタフな強敵だ。肉体的にはきつかったけれど、(トレーナーである)父の言うことを聞いて、打たれないで打つことを心がけた。それがこのスポーツで長持ちする秘訣なんだ」

マイダナを3-0の判定で下して世界ボクシング協会(WBA)、世界ボクシング評議会(WBC)世界ウエルター級王座を守った後、メイウェザーはリング上で勝ち誇った。両者の再戦が組まれたのは、5月の第1戦が意外な接戦になったから。しかし、今回はメイウェザーが足をうまく使い、必要に応じてクリンチも駆使し、勢いに乗ると強いマイダナにペースを渡さなかった。

メイウェザーにはこの試合でも3200万ドルのファイトマネーが保証され、さらに視聴者がコンテンツを選んで見た分だけ課金されるペイパービュー(PPV)放送の歩合額も受け取る。この1戦で手に入れる総額は5000万ドルにも達するだろう。それほどの商品価値を誇る王者が試合前に、近い将来の引退を明言して話題になった。

「1年後にラストファイト」

「マイダナ戦のあとに2戦し、その後はプロモーターとしての活動を本格化させていきたい。次の対戦は(2015年)5月、そして最後が9月。1年後がラストファイトになる」

ボクサーの多くは引退と現役復帰を繰り返し、メイウェザーも09年9月まで1年10カ月にわたって"引退"していたことがある。ただ、今回の宣言には3つの理由から信ぴょう性がある。

まずは13年に大手ケーブルテレビ局「ショータイム(Showtime)」と結んだ6戦で総額約200億円の大型契約が、ちょうどあと2戦で満了すること。次にメイウェザー自身、来年2月には38歳を迎える年齢の問題もある。そして何より、あと2戦して勝てば、1950年代に活躍したヘビー級の名王者、ロッキー・マルシアノの49連勝無敗記録に並ぶことができる。

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