自分を計測「生活変えたい」 記録データに商機も
瀧口 範子(フリーランス・ジャーナリスト)

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2014/9/23 7:00
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「クオンティファイド・セルフ」が米国でブームになりつつある。訳せば「計測された自分」。自分自身のあらゆる面を数字で把握しようというトレンドだ。

米国在住のニコラス・フェルトン氏(写真(下)中央の人物)は自身の計測結果をグラフィック化してアニュアル・リポートを作成(画像保存サイトより)

米国在住のニコラス・フェルトン氏(写真(下)中央の人物)は自身の計測結果をグラフィック化してアニュアル・リポートを作成(画像保存サイトより)

この言葉が広く知られ始めたのはフィットビットなど毎日の運動量をモニターするウエアラブル端末の登場以降だ。機器を身に着けていれば歩いた歩数や距離、心拍数、運動した強度などを自動的に記録。日々の目標値をどれだけ達成したかを確かめられる。自分の運動量を1週間、1カ月と振り返って推移を把握し、インターネット上で仲間と比べて競争したり励ましあったりできる。

今や運動量だけでなく座り続けている時間、立ったままの時間などを計測する機能も出てきた。睡眠の質や、毎回の食事で大まかなカロリー量を入力して記録に残せる。自分の生活がごまかしなく数字によって示され分析されるため、「健康的な生活を目指すようになる」というのが、こうした機器の売りだ。

健康面だけではない。家庭でのエネルギー消費も今や細かな数値化の対象だ。例えば、米ネストなどの高性能なサーモスタット製品は、日々の冷暖房に費やしている電力をはじき出して可視化する。ガスや電気の供給会社は、月ごとに利用がどう推移したか、近所の似たような家庭と比べてエネルギー消費が多いかどうかも知らせてくれる。

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