古民家に集まる企業たち 地域活性化は共感から
森川亮・LINE社長

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2014/9/6 7:00
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今の日本は様々な課題を抱えています。私はこれらを解決するところにビジネスチャンスがあると考えています。この中にはすぐにビジネスチャンスが訪れるものもあれば、時間がかかるものもあります。

 1989年筑波大卒。日本テレビ、ソニーを経て2003年ハンゲームジャパン(現LINE=ライン)入社、07年社長。

1989年筑波大卒。日本テレビ、ソニーを経て2003年ハンゲームジャパン(現LINE=ライン)入社、07年社長。

日本の長期的な課題としては、次世代エネルギーの開発、農業産業の活性化、少子高齢化が進む中での地方活性化などがあります。先日は地域活性化のプロジェクト関連で徳島県を訪問しました。プロジェクトに関わっている方々が、地方活性化にどういうアプローチで取り組んでいるのかについてお話をうかがってきました。

最初に訪問したのが漁業の町、美波町です。IT(情報技術)の会議や展示会の運営を支援するウィズグループの奥田浩美社長と、セキュリティーサービスを提供しているサイファー・テックの吉田基晴社長にお話をうかがいました。

徳島県はワープロソフト「一太郎」シリーズで有名なジャストシステムの創業の地で、IT産業が盛んな地域です。奥田さんはこの地で「ITをいかに地元の力に変えられるか」という課題に取り組んでいます。地元の方の雇用を進め、高齢者にITを教え、そこで得た知見を基に企業にITのアドバイスをする、という事業を立ち上げました。私が訪問した際にも、近所のおばあちゃんがLINEを習っていて、お孫さんからすぐに返事がきたことに喜んでいました。

吉田さんは地元が美波町です。一度東京で起業した後、エンジニアの採用を目的にサテライトオフィスを地元で立ち上げ、サーフィンや農作業をしながら仕事ができることを売りにUターンやIターンで働く人達の採用に成功しています。地元の方々と一緒に地域の観光ガイドをタブレット(多機能携帯端末)で見られるようにするプロジェクトを支援し、地域活性化に貢献していました。

次に、神山町でNPO法人グリーンバレーの大南信也理事長と、映像事業をしているえんがわの隅田徹社長らを訪問しました。

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