ワイモバイル、SIMカード単体の販売を開始

2014/9/3付
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日経コミュニケーション

ワイモバイル(Y!mobile)は2014年9月1日、SIMカード単体の販売を始めた。料金体系は、同社が8月1日に始めた「スマホプラン」と基本的に同じ。1回当たり10分以内の国内通話は月300回まで無料、データ通信量が月1Gバイトのプランを選べば料金を月2980円に抑えられる。現状、音声通話料が30秒20円で横並びの「格安SIM」にとっては大きな脅威となる可能性がある。

同社の販売店やネットストアで取り扱いを始めた。料金プランは毎月のデータ通信量に応じて3種類あり、1Gバイトまでの「スマホプランS」が月2980円、3Gバイトまでの「スマホプランM」が月3980円、7Gバイトまでの「スマホプランL」が月5980円である。ただし、これらは「スマホプラン割引」(加入月から25カ月間は1000円引き)を適用した場合の料金であり、26カ月目以降は料金が月1000円のプラスとなる。データ通信量が超過した場合は速度を上り下り128kビット/秒に制限するが、500Mバイト当たり500円で高速通信に戻すことが可能である。

音声通話は、全プランにおいて1回当たり10分以内の国内通話が月300回まで無料。10分超過時または301回目以降の通話は30秒当たり20円。SMS(ショートメッセージングサービス)の送信料は1通当たり3円となっている。契約事務手数料は3000円、2年契約が前提で途中で解約した場合は9500円の違約金がかかる。SIMカードは当初、「マイクロSIM」のみで、今後は「ナノSIM」の提供も予定する。

このほか、Yahoo!JAPANのサービスを利用することでマイルがたまる「パケットマイレージ」、Yahoo!プレミアムの利用権やパケット増量などをセットにした「Enjoyパック」といった付加サービスも用意する。

SIMカードが対応する周波数と通信方式は、2.5GHz帯のAXGP、2.1GHz/1.7GHz/900MHz帯のLTE、2.1GHz/900MHz帯のW-CDMAとなる。このうち、2.5GHz帯はWireless City Planning、2.1GHz/900MHz帯はソフトバンクモバイルの通信網をそれぞれ活用する。これらに対応したSIMフリーの端末と組み合わせて使う必要がある。なお、2.5GHz帯のAXGPに対応した端末としては、「SoftBank 301F」(ソフトバンクモバイルが2013年度に唯一、SIMロック解除に対応)などが挙げられる。

ワイモバイルはこれまでも、SIMフリーの「Nexus 5」向けにSIMカード単体を提供したことがあった。ただ、この時は契約の際に端末のIMEI(端末識別番号)を確認し、認証も併用して他の端末では使えないようにしていた(その後、端末認証は解除)。SIMカード単位の本格提供で巻き返しを図る。

(日経コミュニケーション 榊原康)

[ITpro 2014年9月2日掲載]

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