小型軽量、性能も向上 三菱電機が気象衛星の製造完了

2014/8/23付
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日経ものづくり

三菱電機は、2009年7月に気象庁から受注した静止気象衛星「ひまわり8号」の製造を完了したと2014年8月22日に発表した。完成したひまわり8号は、製造場所である鎌倉製作所から種子島宇宙センターに搬送され、同年10月7日にH-IIAロケット(三菱重工業製)によって打ち上げられる予定だ。

完成した「ひまわり8号」

完成した「ひまわり8号」

ひまわり8号のミッションは、天気予報はもちろん台風や集中豪雨、気候変動の監視と予測に加え、船舶や航空機の安全確保に役立つデータの収集にある。軌道上展開後の全長は約8mで、同約27mのひまわり7号に比べて3分の1以下と小型。質量も、7号が約1700kg(ドライ)だったのに対して約1300kg(同)に軽量化されている。

ひまわり8号は小型軽量ながら、搭載機器の性能がひまわり7号よりも高い。観測画像の解像度は7号が1kmだったのに対して8号は500m~1km。モノクロだけではなくカラーでの撮影が可能で、観測頻度は30分ごとから10分ごとに向上している。

ただし、ひまわり8号に使用されている衛星バス(基本機器と基本構造)は、7号と同じ「DS2000」。「これまでに打ち上げた、DS2000使用の人工衛星は2014年8月22日現在、全て順調に運行している」(同社)といい、DS2000を使用する人工衛星は打ち上げ予定分も含めて15機となる。

(日経ものづくり 池松由香)

[日経テクノロジーオンライン 2014年8月22日掲載]

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