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仕事スペースを効率化 1台2役のマルチ機能文具4選

NIKKEI STYLE

テレワークが浸透し、自宅で仕事をする時間が長くなってくると、気になるのが仕事スペースの確保だ。家に十分な部屋数があれば仕事部屋を用意できるが、リビングの一角を間借りして仕事している人も多いだろう。そこで、単機能グッズに複数の役割を兼任させられれば、作業スペースがかなり広くなる。今回は、占有スペースを節約できる1台2役グッズを紹介する。

オンはノートPCスタンド、オフは収納BOXに

ノートパソコンを使って仕事をするとき、そのままデスク上に置くと姿勢が前かがみになり、腰や肩に負担がかかる。また、パソコン付属のカメラはアングルを調整できないため、そのままテレビ会議を始めると、カメラの映像が顔を下からあおる角度になってしまう。

こういうときに便利なのが、角度を調整できるノートパソコンスタンドだ。しかし、ノートパソコンスタンドは本体がかなり大きいため、使わないときは邪魔だ。そこでお薦めなのが、アスカ(名古屋市)の「ポータブルデスク DSK03」だ。

同社の従来品「どこでも学習台 DSK01」は、机の上に設置してその上で勉強するもの。約10度の傾斜がついているため姿勢がよくなり、集中力が上がるとして人気商品に。そこで、少し形を変えてビジネス向けとして発売されたのが、この「ポータブルデスク DSK03」だ。

大きさは幅400×奥行き310×高さ90ミリメートルで、上に物を乗せる場合の耐荷重は5キログラム。15.6インチまでのノートパソコンなら問題なく使える。「どこでも学習台」同様の10度傾斜設計なので、姿勢が正しく保てて集中力がアップする効果が期待できる。少しカメラの位置が高くなるため、テレビ会議のカメラ映りもかなり改善される。

パソコン作業が終わったら、下にある引き出しを横にスライドし、その中にノートパソコンを収納する。引き出しが飛び出さないようにボタンで固定すれば、そのままカバンのように持ち歩け、収納BOXとして片付けることもできる。サイドの柄が木目調になっているので、リビングに置いても目立たない。

ティッシュケースにスマホやペン、文房具を収納

何かと便利なティッシュペーパーだが、デスク上に置くと邪魔になり、ペンスタンドやスマートフォン(スマホ)などを置く場所がなくなってしまう。

この悩みを解決するのが、ニトリの「ティッシュ・リモコンケース ブレッタ」だ。収納できるティッシュボックスのサイズは幅26×高さ6.6×奥行き11.6センチメートルだから、普通のティッシュボックスなら収納可能。

写真のようにティッシュを横から引き出せるように設置する。ふたの部分を上下ひっくり返すとペントレイが出現。その奥には3つのポケットが並ぶ。このトレイとポケットにペンや文具、スマホを収納できるので、デスクの上がすっきり片付く。

奥のポケットには、ケース内の高さを調整するための3つのパーツが用意されている。ハサミやカッターのような長いものを入れるときは低めのパーツを、スマホを入れるときは高めのパーツを入れるなど、中に収納するものの高さに合わせて調整できる。

今回は仕事用途で使ってみたが、リビングのテーブルに置いてテレビリモコンを立てておく使い方も。おそらくそちらが本来の使い方に近いだろう。テレビやエアコン、照明など複数のリモコンがあって整理がつかない場合も、これがあれば解決できそうだ。

仕事中にスマホを充電 Qi対応ワイヤレス充電マウスパッド

ノートパソコンやスマホを使って仕事をするとき、やっかいなのが充電ケーブルだ。家で仕事をする場合、給電したままの状態で使っている人も多いだろう。

デスク上に走る、ノートパソコンのケーブルとスマホのケーブルのゴチャゴチャを解決する方法がこれだ。サンコー(東京・千代田)の「スマート充電マウスパッド」は、ワイヤレス充電(Qi)対応のマウスパッド。Qi対応のスマホであれば、この上に置いておくだけで充電できる。

充電効率は75%で、満充電になるまでには少し時間がかかるものの、実際に使ってみると、置いておくだけなので特に気にならなかった。本体サイズは横30×縦20×厚さ0.5センチメートルと、一般のマウスパッドと同じくらいのサイズだ。

「書く」と「開ける」をこれ1本で

自宅でテレワークをしていると通販の利用が増え、宅配で荷物を受け取ることが多くなる。筆者は届いた荷物を開封する際に、近くにカッターナイフがなくて困ったことがある。家族に小さい子どもがいる場合は、子どもが手にとれる場所に刃物は置きたくない。

ゼブラ(東京・新宿)「マッキーワーク」は、油性マーカーのキャップにプラスチック製のオープナーをつけた製品だ。オープナー部分が刃になっていないため、指を切ったり、子どもがいたずらしてケガをしたりする心配も減る。カッターほど鋭くないので、梱包を開けるときにうっかり中の商品を傷つけてしまうというリスクも軽減される。

梱包を開くときは、テープ部分にオープナーの先端を少し強めに押しつける。先のほうが中に入ったら、そのまま開きたい方向にマーカーを動かせばOK。

宅配便を出したり、引っ越しの荷物を詰めたりするときは、このようにマーカー部分を使って文字を書くことも可能。いつでもサッと取り出せるように、常に自分のそばに置いておきたい一品だ。

(ライター 井上真花)

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