「逆張り」メディア、弁護士ドットコム急成長の秘訣
ブロガー 藤代 裕之

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2014/8/15 7:00
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事件事故や芸能人の離婚など、さまざまなニュースに対して、弁護士が関連する法律を解説する。そんな記事をポータルサイトに配信するのが「弁護士ドットコム」だ。昨年、トピックス編集長に亀松太郎さん(44)が就任して編集部を強化。月100本以上の記事を配信し、月間のサイト訪問者数は1年半で140万人から、661万人と4倍以上に急成長している。

■無理だと思った記事数10倍

弁護士ドットコムのトップページ

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弁護士ドットコムは、日本最大級の弁護士検索と法律相談サイトで、全国の弁護士の5分の1にあたる約7000人が登録している。2005年に弁護士の元榮太一郎社長が創業、弁護士を地域や得意分野から検索することや弁護士が質問に回答するQ&Aサービスなどを提供している。

サイトの知名度を高めようと12年4月から記事制作を開始した。弁護士によるニュース解説というユニークな視点が評価され、同年6月からヤフーにも配信するようになったが、訪問者数は100万人前後で伸び悩んでいた。

サイトが変化するきっかけは亀松さんが関わるようになってからだ。朝日新聞の記者から、J-CASTニュース、ニコニコニュース(ドワンゴ)編集長を歴任、ネットニュースを知り尽くした存在だ。ドワンゴ退職の挨拶に弁護士ドットコムを訪れ、元榮社長から誘われたのがきっかけで13年1月に副編集長という肩書きで関わるようになった。

弁護士ドットコム・トピックス編集長の亀松太郎さん

弁護士ドットコム・トピックス編集長の亀松太郎さん

当時の編集体制は、元榮社長が編集長をしながら、兼任の社員が1人担当して月10本の記事を配信していた。元榮社長の要望は「記事本数を10倍にしたい」。亀松さんは「正直無理だなと思った。ただ、独立して最初の仕事だったし、期待してくれているのはありがたい。できなかったら謝ればいい」と振り返る。

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