「12K」映像を用いたプラネタリウム上映会が開催

2014/8/6付
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日経テクノロジーオンライン

大平技研の代表取締役の大平貴之氏。背後の左側にある投影機が「SUPER MEGASTAR-II」、右側にあるのが「MEGASTAR-FUSION」の光学式投影機。

大平技研の代表取締役の大平貴之氏。背後の左側にある投影機が「SUPER MEGASTAR-II」、右側にあるのが「MEGASTAR-FUSION」の光学式投影機。

千葉県立現代産業科学館は、水平方向の画素数が最大1万2000画素を超える映像を用いたプラネタリウム上映会を2014年8月6日から31日まで開催する。大平技研が開発したプラネタリウム投影システム「MEGASTAR-FUSION特別仕様機」を利用する。

同システムは、17台の4Kプロジェクターと、星を映し出す光学式の投影機を組み合わせたもの。光学式投影機は1~2等星を映し出すのに使い、3等星以下の星や地上の風景やCGなどの映像はプロジェクターで投射する。「プロジェクターだけで星空を映し出すと明るい星の表現に限界があった。この壁を乗り越えるために、2種類の投影機を組み合わせた」(大平技研の代表取締役でプラネタリウム・クリエーターの大平貴之氏)。このシステムで使う光学式投影機は「世界で最も星の数が少ない投影機」(大平氏)だが、それぞれの星の点灯や色などを個別に制御できる。

会場に設置されたプロジェクター

会場に設置されたプロジェクター

映像を映し出すドームの直径は23m。ドームの端から端までの映像の1ライン分の画素数が最大1万2000強だという。利用したプロジェクターはJVCケンウッド製。システム全体の消費電力は23kWに達する。上映には「MEGASTAR-FUSION」のほか、最大2200万個の星を投影できる光学式投影機「SUPER MEGASTAR-II」も利用する。

上映する番組は、「星のある風景」と「スタークルーズ~わたしたちは誰?~」の2つ。前者は、富山県の五箇山地区、和歌山県の那智の滝、ボリビアのウユニ塩湖やグアム島といった景勝地の星空を映し出す。現地で撮影した映像も利用している。「複数台のカメラで撮影し、映像の素材としては解像度が30Kに達するものもある」(大平氏)。後者は、地球を脱し、太陽系から宇宙の果てまでを宇宙船で旅する番組である。

大平氏は以前ソニーの社員で、ソニーでプラネタリウムを事業化しようとした経験がある。

(日経エレクトロニクス 今井拓司)

[日経テクノロジーオンライン 2014年8月5日掲載]

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