2018年8月20日(月)

アストラゼネカ、糖尿病治療を支援 生活アプリで

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2014/8/6 7:00
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 同時に配信した「まいさぽレシピ」は生活習慣病の患者向けに料理のレシピを検索できるアプリだ。提供を始めた4月時点では約500点のレシピ数を、6月には約2500点まで充実させた。日本放送協会(NHK)と連携し、料理番組「きょうの料理」の中から塩分や脂質の少ないメニューを選び、レシピに加えた。「生活習慣病患者向けの食事はカロリーや塩分の摂取量など制限は多いが、家族みんなで一緒に食べられるレシピを選んだ」(同社コマーシャルエクセレンス部の北垣瑞穂氏)。

 アプリのトップページには「夏野菜たっぷりカレー」など季節に応じたメニューを掲載。患者を支える家族がカロリーなどを考慮した食事をつくる手間を軽減させる。

 6月には新たに、患者が食生活などの情報を医師や家族と共有できるアプリ「まいさぽライフログ」を加えた。患者は情報を共有したい相手にメールを送り、アプリに招待する。招待され登録した医師や家族は、患者がアプリに記録した食事の写真や運動で消費したカロリーなどの情報を見ることができる。

 医師はアプリを通じ、患者の日々の食生活や運動の頻度などを把握して治療の参考にできる。家族は食事などを記録したページの下部に食生活のアドバイスや患者へのメッセージなどをコメントとして書き込める。アプリ上で患者、支援する家族、治療する医師の3者がつながって患者の治療継続を後押しする。

 現在、全国のアストラゼネカと小野薬品の医薬情報担当者(MR)が担当する医師を通じ、患者者に「まいさぽ」を紹介している。医師からの反応も上々だ。7月までに全国の医療機関や薬局などに「まいさぽ」の冊子10万部を配布した。

 14年中にも13社が2型糖尿病の新規治療薬を発売する予定。国内市場は競争の激化が予測される。アプリを通じ、糖尿病の継続治療を促し、同社が販売する治療薬の売り上げにもつなげたい考えだ。(近藤奈穂)

〔日経MJ2014年8月6日付〕

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