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阪神Vへ夏場が鬼門 突破の鍵はエース能見復調

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2014/8/5 7:00
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阪神が昨季と同じ2位で8月を迎えた。首位巨人とは2.5ゲーム差で、9年ぶりのセ・リーグ優勝も狙える好位置だ。ただ、昨年8月は下旬に巨人との直接対決で3連敗して急失速、苦い記憶としてチームに深く刻まれている。9月は2010年から4年連続で負け越している鬼門でもある。同じ轍(てつ)を踏まないためにも疲れがたまる夏場をどうしのぐか。上げ潮ムードに乗るにはエース、能見篤史(35)の復調が欠かせない。(記録は4日現在)

「三振でしかアウトを取れない」

今季の能見はベストの状態にほど遠く、勝ち運にも見放されている。メッセンジャー、藤浪晋太郎との先発3本柱の筆頭格がここまで5勝10敗、防御率4.51。4月は4戦4勝だったが、6月14日から6連敗中で2カ月以上勝ち星がない。いまだに長いトンネルから抜け出せず、負け数は両リーグワーストだ。

12年に最多奪三振のタイトルを獲得した左腕らしく5月中旬から5試合連続2桁奪三振のセ・リーグ記録を打ち立てたが、その間わずか1勝。唯一勝利したソフトバンク戦(5月24日)では13三振を奪いながらも「三振でしかアウトが取れなかった」と首をかしげていたのが印象的だった。

本来は直球でファウルを打たせてカウントを稼ぎ、フォークボールなどの落ちる球で勝負するタイプ。だが今季は球に切れがないからか、際どいコースを簡単に見極められて不利な状況をつくり、痛打されることが多い。

和田豊監督が「トータルで試合はつくっているけれど、先に失点して試合を重くしている」と解説するように、連敗中は序盤に失点する場面も目立つ。"一発病"にも悩まされ、7月31日のヤクルト戦では7回を3失点でしのいだが、初回に浴びたバレンティンの2ランが最後まで響いた。

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