2019年1月18日(金)

カラーコードに色めく企業 精度はQRコードの50倍

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2014/7/31 7:00
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色の配列で情報を表現する「カラーコード」がオフィスや製造現場で注目を集めている。QRコード(2次元バーコード)に比べて約50倍の距離から認識が可能で、入退室管理や点検作業などへの活用が見込まれる。日立システムズやユニシステム(東京・豊島)がサービスの実用化を目指している。スマートフォン(スマホ)のカメラでも利用できるため、次世代型のバーコードとして身近な場所でも普及する可能性がある。

■「赤」「青」「黄」の配列で情報を表示、接写不要

眼鏡型ウエアラブル端末でカラーコードを読み取るユニシステムの塚原真輔氏

眼鏡型ウエアラブル端末でカラーコードを読み取るユニシステムの塚原真輔氏

「このスマホのカメラにコードをかざしてください」――。7月上旬、日立システムズとユニシステムは東京都内で開いた財務、人事の統合管理システムのセミナーで、受け付けにカラーコードを使用した。事前に参加を申し込んだ来場者にメールでカラーコード付きの入場券を配布。入場券を受け付けにあるスマホのカメラにかざすと、名前が画面に表示される仕組みだ。QRコードと違い接写する必要はなく、撮影中のカメラに気軽にコードをかざすだけですぐに認識する。

カラーコードは赤、青、黄など色の配列で情報を表示する仕組み。それぞれの点が"色"という情報を持っているため、それを組み合わせたコードは、白黒のバーコードやQRコードに比べより多くの情報を盛り込める。QRコードは複雑な図形を読み取るために、カメラ画面の約80%の大きさで写っている必要があるが、カラーコードなら画面の約2%で認識できるのも特徴だ。

色の違いが分かればいいため、曲面に貼り付けるなどコードが多少ゆがんでいても読み取ることができる。それぞれの色の点は形状を比較的自由に決められるため、絵や文字が入った従来なかったようなデザイン性の高いバーコードも可能だ。

シフト(東京・新宿)が2005年に開発した「カメレオンコード」のほか、カラーコードラボラトリーズ(東京・千代田)の「スマートアイコン」、ビーコア(東京・千代田)の「カラービット」などがあるが、いずれも業界標準は確立していない。

出始めのころは、コードを読み取るためのハードウエアの処理速度が課題だった。しかし、スマホやタブレット(多機能携帯端末)が急速に普及。端末自体の処理速度や搭載するカメラの機能が向上してきたことで、製造現場や保守点検作業で実用化のめどが立ってきた。

ユニシステムは遠距離からも認識できるカラーコードの特徴を生かし、眼鏡型のウエアラブル端末と組み合わせた工場などの保守作業の支援システムの開発を目指している。点検する設備の配線やスイッチの近くにカラーコードを貼付。眼鏡型端末のカメラでカラーコードを読み取り、点検手順をディスプレーに表示する。

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