Windows 10を使いこなす 個人設定切り替え効率UP
Windows 10 使いこなしてスキルアップ(1)
ほとんどの人が使っているであろうマイクロソフトのOS(基本ソフト)「Windows 10(ウィンドウズ10)」。一通りの操作方法は誰しも習得しているだろうが、便利なソフトや機能、効果的な設定を知らずに、生産性を落としていることがままある。そこで今回はウィンドウズ10を使いこなしてスキルアップする技を紹介する。
デスクトップ画面はシンプルに
デスクトップ画面などの見た目を変更できるウィンドウズ10の「個人用設定」。見た目だけでなくさまざまな表示項目をオンオフすることで、自分がよく使う機能だけを表示させるなど、使い勝手の改善も図れる。この「個人用設定」をカスタマイズして、操作しやすい環境を作る方法を紹介しよう。
まず、デスクトップ画面の背景。お気に入りの写真などを表示させてもいいが、アイコンや文字を見やすくしたいなら、シンプルな「単色」の設定がお勧めだ。
背景を単色表示にするには、「設定」から「個人用設定」を開き、「背景」をクリック。「背景」メニューから「単色」を選択する(図1)。色のサンプルが表示されるので、好みの色をクリックすればよい(図2)。サンプルの中に好みの色がない場合は、「ユーザー設定の色」をクリックすれば、自分で好きな色を作成することもできる(図3)。



ウィンドウズの基調となる配色も「黒」と「白」から選択可能。「個人用設定」の「色」で、「色を選択する」のプルダウンメニューから選ぼう(図4)。
「透明効果」のスイッチでは、スタートメニューなどの半透明化をオンオフできる。不要なら効果をオフにすることでパソコンへの負荷を減らせる(図5)。また、「アクセントカラーを選ぶ」では、スイッチをオンにしたときなどの強調色を変更可能だ(図6)。



ロック画面のメッセージも消す
ロック画面に「気に入りましたか?」や「各地の名所を巡るには?」といったメッセージが表示されることがある。うっかりクリックしてしまうと、ロックを解除した際、検索結果が表示されたりとうっとうしい(図7)。

メッセージを非表示にするには、「個人用設定」の「ロック画面」を開き、「背景」のプルダウンメニューから「Windowsスポットライト」以外を選択。さらに「ロック画面に、WindowsとCortanaのトリビアやヒントなどの情報を表示する」もオフにする(図8、図9)。


それでもまだ、ロック画面に天気やカレンダーの予定、メールの着信数などが表示される場合もある(図10)。

これらも非表示にしたいなら、「ロック画面に詳細な…」と「ロック画面に簡易状態を…」のアプリのアイコンをクリックし、メニューから「なし」を選択する(図11、図12)。逆に、ロック画面に情報を表示させたいアプリがある場合は、「+」アイコンをクリックし、目的のアプリを選べばよい。


「テーマ」機能でスタイリッシュに
ウィンドウズ10の画面をスタイリッシュにカスタマイズしたいなら、「テーマ」機能を利用するのがお勧め。テーマを適用するだけで、背景や配色、サウンド、マウスポインターなどをまとめて変更してくれる。ウィンドウズ10には標準でいくつかのテーマが用意されているが、さらに「マイクロソフトストア」から無料のテーマを入手可能だ。
「個人用設定」の「テーマ」から「Microsoft Storeで追加のテーマを入手する」をクリック。マイクロソフトストアで「Windowsテーマ」のページが開くので、気に入ったテーマを見つけて入手しよう(図13、図14)。


入手したテーマは「個人用設定」の「テーマ」に追加されるので、クリックすれば適用される(図15)。

よく使う項目をスタートメニューに追加
スタートメニューに表示する項目もカスタマイズできる。不要な項目は非表示にして、よく使う項目だけに絞ればすっきりと快適に利用できるだろう。「個人用設定」の「スタート」を開き、それぞれの項目をオンオフしよう(図16)。

同じく「タスクバー」の「通知領域」の設定では、タスクバー右側の通知領域に表示されるアイコンのオンオフができる。例えば「時計」のシステムアイコンをオフにすれば、時刻や日付も非表示にできるので、好みに合わせてカスタマイズしてみよう(図17、図18)。


(ライター 柳谷智宣)
[日経PC21 2021年1月号掲載記事を再構成]
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