家の仕事スペース不足を解消 卓上整理グッズ人気5選

テレワークの導入が進み、自宅で仕事をする人が増えている。通勤のストレスがない半面、自宅が仕事場になるため、オン・オフの切り替えが難しい。この課題を解決するには、デスク環境の見直しが効果的だ。そこで文具メーカーは、デスク周りを整理するグッズを続々投入している。これらの文具の中からテレワークのオン・オフ切り替えに有効な売れ筋グッズを5点紹介しよう。
食卓を仕事デスクに変えるキーボードトレイ

自宅に仕事部屋を用意できないため、食卓をデスクとして使っている人は多い。しかし食卓は仕事用に設計されていないため、使っていて不自由に思うことがある。そこで、食卓を仕事用デスクとして使う際に便利なアイテムを2つ紹介する。
会社から支給されたノートパソコンで仕事をする場合、別途、ディスプレーやキーボード、マウスを用意すると効率が上がる。しかし、狭い作業スペースだと場所を確保するのが難しい。そこで便利なのが、キーボードやマウスをサッと取り出したり片付けたりできるサンコー(東京・千代田)の「スライド式キーボードトレイ2」だ。
デスクの下にトレイを取り付け、そのトレイを引き出したりしまったりして使うというもの。取り付けはクランプ式で、天板の厚さは0.5~8.5センチメートルまで対応。トレイ上の広さは幅約65センチメートル、奥行き25センチメートル。フルサイズのキーボードとマウスを並べて置いても余裕がある。耐荷重は約5キログラムだ。


実際に使ってみたところ、設置は簡単だった。簡単に取り外せるので、トレイをスライドして天板の下に片付けておくのはもちろん、使わないときは外してもいいだろう。

仕事ツールをまとめる大人の道具箱「モ・バコ」
次に紹介するテレワーク整理術は、ノートパソコンや手帳、ペンケース、電源ケーブル、書類などを収納して広い作業スペースを確保する方法だ。「モ・バコ」(コクヨ)は、仕事の道具をまとめて持ち運ぶときに使うバッグ。テレワークやフリーアドレス職場に便利なアイテムである。
モ・バコには、デスクにおいてそのまま使える「モ・バコ」と、持ち運びに便利なショルダータイプの「モ・バコ・アップ」がある。今回紹介するのは、デスクにおいて使う「モ・バコ」。サイズは、幅が375ミリメートル 、奥行きが125ミリメートル、高さが260ミリメートル(持ち手部をたたんだ状態)で、重さは約700グラム。持ち手を倒すと平らになるので、ファイルボックスのように収納できる。デスクの上に置いて使うときは、前面のホックを外して倒せば、中のものが取り出しやすくなる。



ペンや付箋などの小物をカスタマイズ整理
とっさにメモを取りたい際に、ペンや付箋、メモが手元にあると便利。会社では引き出しやキャビネットに文具を保管できるが、自宅だと保管場所がない。そこで、小物を上手に片付けられる売れ筋アイテムを3つ選んでみた。
最初は、付箋紙やメンディングテープ、はさみ、ペンなどをまとめて収納するディスペンサーだ。これらはすべて別々に使ってもいいし、必要に応じてつなげて使うこともできる。片付けるときは分けておき、仕事をするときはまとめて設置することも可能だ。必要なものを必要なだけコンパクトに設置できる優れものだ。



ペンケースが便利な小物スタンドに早変わり
家の中やコワーキングスペースなどで移動して仕事をする際は、持ち運びできるケースがほしい。そういうときに便利なのがソニック(大阪市)の「ユートリム スマ・スタ キャンバス地 立つペンケース」だ。見た目は普通のペンケースだが、ジッパーを開くと前面がパカッと前に倒れ、内蔵されている磁石で下半分のパーツに吸着して固定される。前面にはスマホや付箋などが収納できるポケットがついていて、ちょっとしたスマートフォンスタンド代わりにもなる。



クリアファイルが「書見台」になる
自宅の食卓など狭いスペースで書類を広げたい際に、資料を立てておく「書見台」があると便利だ。一見するとただのクリアファイルだが、書見台としても使えるのが「ジリッツ クリアーファイル」(キングジム)だ。
ファイルの表紙にスタンドが内蔵されていて、それを広げることで自立する。これがあれば、資料を置くスペースがあまり広くなくてもいい上、資料を見ながら作業できるので便利だ。ポケット枚数は10ポケットと20ポケットの2種類で、カラーはピンク、キイロ、ミドリ、アオ、クロの5色。サイズはA4タテ型なので、A4の紙ならきれいに収まる。



まだしばらくはテレワークが続きそうな状況。これからもテレワークに適した新製品が発売されるはずなので、定期的にリサーチしてみてはいかがだろうか。
(ライター 井上真花)
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