予算15万円 納得の機能、標準ノートパソコン7機種
最新ノートPC予算別ナンバー1決定戦(予算15万円前後)
日経PC21編集部がお薦めの最新パソコンを予算別に紹介していくシリーズ。今回は予算15万円前後の製品を紹介する。大手国内ブランドの定番スタンダードノートが勢ぞろいするクラスで、最上位機よりも少し下のモデルが多い。ミッドレンジ機や下位機が選択肢に入る価格帯となる。
最新ライゼン7搭載「LIFEBOOK AH50/F1」
個々に製品の特徴を見ていく。このクラスで一番の注目は、CPUに最新世代のライゼン7を搭載した富士通の「ライフブックAH50/F1」だ。CPUの性能を計測できる「CINEBENCH」の結果は、第11世代コアi7を大きくしのぐ結果を見せた。代々受け継ぐ、打ちやすいキーボードも健在。全部入りノートの第1候補となる。

●CPU:ライゼン7 5700U(1.8GHz)●メモリー:8GB●ストレージ:256GB SSD(PCIe)●ディスプレー:15.6型(1920×1080ドット)●光学ドライブ:DVDスーパーマルチ●端子類:USB3.2タイプC(Gen2)、USB3.2(Gen1)×2、USB2.0、HDMI出力、LAN、SDカードスロット●Wi-Fi:Wi-Fi 6●サイズ:幅361×奥行き244×高さ27ミリ●重さ:2キロ●オフィス:ホーム&ビジネス2019





スタイリッシュな「LAVIE N15 N1535/BA」
2つめはNEC。予算15万円だと、「ラヴィN15 N1535/BA」が候補に。富士通より1万円強安いモデルのため、CPUは第11世代ながらコアi3となる。性能はそれなりだが、デザインは今風でスタイリッシュだ。

●CPU:コアi3-1115G4(3GHz)●メモリー:8GB●ストレージ:256GB SSD(PCIe)●ディスプレー:15.6型(1920×1080ドット)●光学ドライブ:DVDスーパーマルチ●端子類:USB3.1タイプC、USB3.0×2、HDMI出力、LAN●Wi-Fi:Wi-Fi 6●サイズ:幅362.4×奥行き253.8×高さ22.7ミリ●重さ:2.1キロ●オフィス:ホーム&ビジネス2019







音質にもこだわる「dynabook T6 P1T6RPEG」
3つめは「ダイナブックT6」。Tシリーズの上位機は、狭額縁化でディスプレーを16.1型に広げているが、T6は従来通りの15.6型。ミッドレンジ機とはいえ、CPUは第11世代のコアi7と高性能。4つのスピーカーで音質にもこだわる。また最新のUSB4端子、抗菌キーボードといった独自仕様も注目したいポイントだ。

●CPU:コアi 7 -1165G7(2.8GHz)●メモリー:8GB●ストレージ:256GB SSD(PCIe)●ディスプレー:15.6型(1920×1080ドット)●光学ドライブ:DVDスーパーマルチ●端子類:USB4タイプC、USB3.1(Gen1)×3、HDMI出力、LAN、SDカードスロット●Wi-Fi:Wi-Fi 6●サイズ:幅379×奥行き258×高さ23.7ミリ●重さ:2.4キロ●オフィス:ホーム&ビジネス2019



性能高いオフィス搭載機「mouse K5-A」
最後はマウスコンピューターの「マウスK5-A」。前述した3台との違いは、光学ドライブが非搭載という点。めったにDVDを見たり、データをディスクに保存したりしないなら、選択肢として一考する価値がある。CPUは前世代のコアi7だが、処理能力の高いパフォーマンス版。メモリーやストレージの容量も多く、専用のグラフィックスチップを搭載。性能は全体的に高めだ。にもかかわらずオフィス付きで、15万円以下に収まる。

●CPU:コアi7-10750H(2.6GHz)●メモリー:16GB●ストレージ:512GB SSD(PCIe)●ディスプレー:15.6型(1920×1080ドット)●光学ドライブ:なし●端子類:USB3.1タイプC、USB3.0×2、USB2.0、HDMI出力、ミニディスプレーポート、LAN、SDカードスロット●Wi-Fi:Wi-Fi 6●サイズ:幅359.5×奥行き238×高さ22.8ミリ●重さ:1.95キロ●オフィス:パーソナル2019




4辺狭額縁「Inspiron 15 7000(7501)プラチナ」
海外ブランドでは、デルの「インスパイロン15 7000(7501)プラチナ」、日本HPの「エンヴィx360 15-ed0000パフォーマンスモデル」、日本エイサーの「アスパイア5 A515-56-H78Y/KF」の3台が候補。いずれも光学ドライブは非搭載だ。
デルのインスパイロン15 7000は、4辺狭額縁で、グラフィックスにGeForce GTX 1650Tiを搭載する15.6型。記事執筆時点では、直販サイトで配布する割引クーポン適用で14万円台に収まった。

●CPU:コアi7-10750H(2.6GHz)●メモリー:8GB●ストレージ:512GBSSD(PCIe)●ディスプレー:15.6型(1920×1080ドット)●光学ドライブ:なし●端子類:USB3.2タイプC(Gen1、サンダーボルト3対応)、USB3.1(Gen1)×2、HDMI出力、マイクロSDカードスロット●Wi-Fi:Wi-Fi 6●サイズ:幅356.1×奥行き234.5×高さ18.9ミリ●重さ:1.75キロ●オフィス:パーソナル2019




手書き対応「ENVY x360 15-ed0000 パフォーマンスモデル」
エンヴィx360は2イン1仕様の15.6型。アクティブペン付きで、手書きもスムーズだ。

●CPU:コアi7-1065G7(1.3GHz)●メモリー:16GB●ストレージ:512GB SSD(PCIe)●ディスプレー:タッチ対応15.6型(1920×1080ドット)●光学ドライブ:なし●端子類:USB3.1タイプC、USB3.0×2、HDMI出力、SDカードスロット●Wi-Fi:Wi-Fi 6●サイズ:幅358×奥行き230×高さ18.9ミリ●重さ:2キロ●オフィス:なし

最新仕様の「Aspire 5A515-56-H78Y/KF」
アスパイア5は第11世代コアi7など最新仕様。オフィスホーム&ビジネス2019付きで実売14万円前後となる。

●CPU:コアi7-1165G7(2.8GHz)●メモリー:8GB●ストレージ:512GB SSD(PCIe)●ディスプレー:15.6型(1920×1080ドット)●光学ドライブ:なし●端子類:USB3.2タイプC(Gen1)、USB3.2(Gen1)×2、USB2.0、HDMI出力、LAN●Wi-Fi:Wi-Fi 6●サイズ:幅363.4×奥行き238.5×高さ17.9ミリ●重さ:1.65キロ●オフィス:ホーム&ビジネス2019

※価格はすべて記事執筆時
(ライター 原如宏、写真 スタジオキャスパー)
[日経PC21 2021年6月号掲載記事を再構成]
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