トゥミの最新リュック3選 荷物が増えても簡単に収納
人気5ブランド 春の最新ビジネスリュック(第3回)

仕事用のバッグとして定着したビジネスリュック。以前は電車での車内マナーに配慮した薄マチタイプが圧倒的人気だったが、リモートワークの増加に伴い、大容量タイプや水に強いタイプも支持されるようになった。薄マチタイプは、必要最低限の仕事道具をカフェなどに持ち出す際に便利。大容量タイプは、会社から自宅へ持ち運ぶ荷物が増えた今、にわかに注目を集めている。水に強いタイプは、パソコン(PC)を持ち運ぶ人が増えたことから人気となっている。
今回の連載では、人気5ブランドの薄マチ・大容量・水に強いビジネスリュックを5回に分けて紹介する。第3回はトゥミの注目モデルを取り上げる。春の新生活に向けて、バッグの買い替えを検討している人は参考にしてほしい。
幅広い着こなしに合うシンプルな薄マチモデル

「以前は3ウェイバッグが人気だったが、リモートワークが増え、商談もオンラインに移行していることからバックパックの需要が伸び、今では3ウェイバッグよりも人気が高い」と話すのは、トゥミジャパンのAD/PR/SP/OFFICER・石井清美氏。バックパックも、PCを収納できることがユーザーの前提条件だと話す。
そんなトゥミの注目モデルのひとつが、2020年12月に発売された「TAHOE『ウッズ』バックパック」だ。PC用の収納スペースを内部に備えており、PC以外にかさばる荷物のない人に最適なミニマルデザインの薄マチ設計となっている。
荷物が増えた場合に備え、フロント底部にサブバッグが格納されているのも特徴。サブバッグを引き出して、メインバッグの本体トップに取り付けると収納力が大幅にアップする。帰宅途中に買い物へ行った際などは、エコバッグの代わりにも使用でき、また底部に縫い付けられているため紛失する心配もない。
素材には手触りの良いマットなポリエステル素材を使用し、はっ水加工も施されている。さらにレインカバーを底部に搭載しており、サブバッグとあわせて覆いかぶせることが可能。雨にも強いバックパックに仕上がっている。
「主な購買層は30代の男性」(石井氏)。オールブラックのシンプルなデザインで、幅広い服装に合わせやすい点もユーザーから高評価を得ているという。

マチ幅を拡張でき、必要に応じて容量アップ

21年1月に発売された「ALPHA 3 スリム・エクスパンダブル・ブリーフ・パック」のブラックは、スリムなシルエットで大容量を実現した注目モデル。すっきりとしたデザインながら、PC用スペースをはじめ、内外装に多彩なポケットを備えている。
マチ幅を拡張できるエクスパンダブル機能も搭載しており、荷物が増えた場合にも対応可能。側面と底部に設けられたファスナーを開くとマチ幅が6センチメートルも拡張し、書類やファイルはもちろんのこと、靴や着替えといったかさばる荷物も入れられる。
トゥミを代表する「ALPHA 3」コレクションのため、デザインの特徴であるフロントのUポケットや、タフなFXTバリスティックナイロンを使用しているところも見逃せない。
30~40代のビジネスパーソンから支持されており、「高機能なビジネスバッグを求める人に好評」(石井氏)だという。

はっ水加工とレインカバーで雨に強い

ビジネスウエアのカジュアル化に合わせて、ビジネスバッグのデザインも多様化している。今回紹介する「TAHOE『ジェマーソン』バックパック」は、ビジネスに対応するスクエアフォルムに、ベルトで個性をプラスした注目モデル。他人とかぶりにくく、またオン・オフ兼用できる黒を基調としたミニマルなデザインを特徴とする。
メインコンパートメントは開口部が大きく、荷物を出し入れしやすい。バッグの天部はサイドバックルの開閉で高さ調整できるため、荷物が増えた場合や長い荷物を入れる際に便利。フロントには小物収納に役立つ隠しファスナーポケットも搭載している。
背面には、15インチまでのノートPCを収納できるPC用コンパートメントも備える。PC収納部が独立しているため、PCに素早くアクセスできるのがうれしい。
先に紹介した「TAHOE『ウッズ』バックパック」と同じ、「TAHOE」コレクションのひとつ。マットなポリエステル素材にはっ水加工を施したボディーを使用しており、底部にレインカバーも格納しているため雨天でも安心して使える。
石井氏によると、「30代男性の購入が多く、幅広い職種の方から支持されている」という。

(ライター 津田昌宏、写真 宮前一喜、スタイリング 宇田川雄一)
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