散らかった部屋がすぐ隠せる 在宅勤務のお役立ち6選

家庭という生活の場に仕事が入り込む在宅勤務。ニューノーマル時代の新しいワークスタイルを確立させるためには、仕事とプライベートの「分離」と「両立」をシーンによって上手に切り替えることが重要だ。ビデオ会議でプライバシーを守ったり、複数の予定を一括管理したりするグッズが強い味方になる。
散らかった部屋も一気に隠せる

「部屋の様子や家族の姿をビデオ会議の画面からシャットアウトしたい」。そんなニーズに応える新発想アイテムが、映像関連のプロ向け製品を販売するGig Gearが開発した「Cam-A-Lot」だ。直径約145センチメートルの円形のプライバシースクリーンで、椅子に取り付ければビデオ会議の背景を完全に覆い隠せる。

見た目は奇抜だが、部屋の様子などビデオ会議の背景に映るものをブロックできるのが利点だ。面ファスナーで椅子に取り付けて使う。表は緑色、裏は白色で、Zoomなどのバーチャル背景との相性もいい。使用しないときは直径約55センチにできるが、畳むにはやや慣れが必要だ。
好きな部屋に持ち運べる、組み立て軽量デスク

仕切りで囲まれたデスクでありながら、家族と適度にコミュニケーションも取れるのが「SOiRO(ソイロ)」。半個室のようなブースだが、左右の壁にある丸窓から部屋の様子も分かる仕組みで、仕事中でも家族とちょうど良い距離感を保てる。軽いため使う場所を簡単に移動できるほか、折り畳んで壁に立てかけておくこともできる。
重さは約6キログラムと軽く、自宅の好きな場所に移動して仕事ができる。使わないときは畳めば約5センチメートルの厚さになる。「以前から企画していたが、在宅勤務需要を受けて急きょ商品化。10万円以上の価格を予定していたが、仕様や生産工程、販売方法を見直して低価格を実現した」(ジリリタの高島勇夫氏)。
仕事の予定と家計簿などを一冊で管理


仕事と家庭の予定を1冊にまとめられるのが「ダブルスケジュール ダイアリー」だ。「予定×2」「予定&家計簿」「予定&進行」の3種類のフォーマットがあり、例えば「予定&家計簿」の場合、インデックスのグレー部分を押えてめくると家計簿、赤部分を押えてめくると月間ブロックの予定表が見られる。「『予定&進行』は、在宅勤務で顔を合わせる機会が減ったチームメンバーの予定や進捗の把握にも使われている」(ミドリ)という。
仕事終わりにごみを集める、卓上で使える電動掃除機


「エアイン スイット」は消しゴムのカスなどを吸い取る電動クリーナー。例えばダイニングテーブルで仕事をしていても、食事時になったら素早くごみを集められる。片手で持ちやすい小型サイズだが、コインが吸い付くほどパワフル。ごみは内部のケースに集められ、簡単に捨てられる。単3形乾電池を2本使用。
重要なメモを掛けて確認、付箋も貼れる軽量スタンド

「メモスタンド」はメモを取り付けて活用できる専用スタンド。ページを入れ替えられるツイストノートのリーフを並べて引っ掛けたり、付箋などを貼ってタスク管理もできる。軽い素材でできており、部屋間の移動でも持ち運びやすい。付属するツイストノートは小型で外出時でのメモなどに向く。
麺類の汁からパソコンをガード、スマホを見ながら食事もできる

「麺ウォール」は麺類など食事の「汁ハネ」からキーボードや仕事道具を守る専用ボード。在宅勤務で仕事をする場所と食事をする場所が同じときなどに重宝しそうだ。内側には透明ポケットがあり、中に入れたスマホのタッチ操作が可能。イヤホンや充電ケーブルを通す穴も開いている。畳めば本棚や引き出しに収納できる。
(日経トレンディ 佐々木淳之、写真 高嶋一成)
[日経トレンディ2021年3月号の記事を再構成]
ワークスタイルや暮らし・家計管理に役立つノウハウなどをまとめています。
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