どんぶり不要 ラーメン調理の最強家電「ちょいなべ」
連載 家電サラブレッド流モノクッキング

新型コロナウイルスの感染拡大により、家にいる時間が増え、インスタントラーメンの需要が伸びたそうです。最近はインスタントでもおいしいラーメンが増えているので助かりますよね。でも、比較的簡単にできるとはいえ、袋麺を調理しようとすると、それなりに手間がかかります。
まず鍋を用意しなければなりません。食べた後は、料理に使った鍋やお玉、菜箸などを洗います。意外とこれが面倒です。
そこで今回紹介するのは、おいしいラーメンを簡単に作れ、そのうえ食器を使わずに食べられるという便利グッズです。私、「家電サラブレッド」は、ラーメンはキッチンでは作りません。食事する場所、つまりダイニングテーブルの上で調理します。使うのは、シロカの「ちょいなべ」です。

ダイニングでサクッとおいしいラーメン作り
「ちょいなべ」を使ってラーメンを作っていきましょう。まず、ちょいなべをダイニングテーブル上にセットします。次にラーメンの袋に書かれている分量の水を注ぎ、電源をオン。お湯が沸騰したら麺を入れます。

ここで注意したいのは、水の分量をきちんと量っておくことです。適当にすると、味が薄くなったり、濃くなったりしておいしくありません。

麺を入れたら、タイマーをセット。硬めの麺が好きな人は少し短めに、軟らかめが好きな人は少し長めに。時間を計りながら少しずつ調整し、好みにあった硬さ(時間)を見つけましょう。
ちなみに僕は、時間を計るときにいつもスマートスピーカーを使っています。リビングにあるスマートスピーカーにむかって「3分タイマーをかけて」というだけなので楽ですよ。スマホについているタイマーアプリも便利です。
アラームが鳴ったら、スープをお湯に溶かして電源をオフに。あとは、完成したラーメンを食べるだけです。ちょいなべはそのまま食器として使えるので、どんぶりを用意してラーメンを移す手間が省けます。「鍋からそのままラーメンを食べるなんて……」と思う人もいるかもしれませんが、ちょいなべはスタイリッシュなデザインなので、見栄えがいいですよ。ぜひ試してみてください。別の容器に移さないため、スープも冷めにくいです。

ちょいなべは食器として使えるので、洗い物も少なくて助かります。僕はちょいなべを食器洗い機に入れておしまいです。これ1台あるだけで、つくってよし、食べてよし、後始末もよし。あまりに楽すぎて、ラーメン好きにとってはまさに"最強家電"ですね。
「ちょいなべ」の湯切り機能はとても便利
時間にゆとりがあるときは、ちょいなべで作ったゆで卵をラーメンに添えてみてはいかがでしょうか。
ちょいなべに卵がひたるまで水を張り、水の状態から12~14分ほどゆでます。ゆで終わったら電源をオフにした後、蓋についている湯切りを使ってお湯だけ捨てることができます。これが便利です。


次にその鍋をシンクにおき、水道から水を注いで卵を冷やします。卵の粗熱が取れたら鍋から取り出し、殻をむきます。これでゆで卵の出来上がりです。
「ゆで卵より煮卵のほうが好き」という人は、殻をむいた卵をもう一度鍋に入れ、「めんつゆ」を注いでふたをします。この時、卵の上にキッチンペーパーをかぶせておくと、少ない量でも全体にしっかりと味を染み込ませることができます。ちょいなべは容器としても使えるので、そのまま冷蔵庫に入れて丸1日放置すると、翌日にはおいしい煮卵が完成します。

ちょいなべがひとつあれば、ほかにも色々な料理が作れます。たとえば、寒い夜に体をしっかり温める「1人鍋」。鍋用スープに豆腐とカット野菜、シーフードミックスを入れるだけで、海鮮鍋が出来上がります。最後はおじやにしてもおいしいですね。ぜひやってみてください。
INTECO代表。家電に囲まれて育った平成生まれの頑張らない系男子。家電コーディネーターの母からの教えで、調理家電を中心に家電に頼れるものは全て頼る、頑張らない生き方を模索中。好きなものはご飯と愛犬。好きな家電は食洗機
(構成 井上真花=マイカ イラスト Yukian)
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