イムラ封筒、元証券マン社長が描く脱オーナー経営
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イムラ封筒は大正時代に創業し、102年の歴史を持つ。国内シェアの2割を持ち、業界唯一の上場企業(東証2部)だ。請求書用の封筒製造などを手掛ける一方、新たに物流事業にも挑戦する。ペーパーレス化の波で封筒市場が縮むなか、5代目社長で元証券マンの井村優(57)は次なるステージへと「脱オーナー」の旗を振る。
「窓付き封筒」国内シェア5割
行政書類などに使われる宛名部分が半透明の「窓付き封筒」に限ると、同社は生産量で国内シェア5割を占める。創業家...
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