/

この記事は会員限定です

辻惟雄(3)初恋

幼稚園、失恋の「事始め」 おでこが直撃、大騒ぎに

[有料会員限定]

辻欽太郎大叔父の家は自宅の近くにあって兄とよく遊びに行った。夫婦そろって優しくて、私たちを孫のようにかわいがってくれたから、とても居心地がよかった。

名古屋政界の陰の実力者のわりには驚くほど質素な家だった。棟割り長屋のような縦長の間取りの平屋の一軒家だ。こぢんまりした応接間の椅子を持って兄と電車ごっこをしたのを覚えている。庭には秋田犬のペスがいた。従順な大型犬で、大叔父夫婦に愛された。私たち兄弟も...

この記事は会員限定です。登録すると続きをお読みいただけます。

残り1092文字

すべての記事が読み放題
有料会員が初回1カ月無料

辻惟雄

美術史家の辻惟雄さんは江戸絵画史の研究に新風を吹き込み、伊藤若冲らを「奇想の画家」という視点から紹介し、一大ブームを作りました。岐阜の産婦人科医の次男として医師になるべく東大に入ったものの、医学部での学業を断念し文学部に進みました。挫折の連続だったという辻さんが美術史でいかに独自の世界を築いたか、知られざるエピソードを交えながら明かします。

関連トピック

トピックをフォローすると、新着情報のチェックやまとめ読みがしやすくなります。

セレクション

トレンドウオッチ

新着

注目

ビジネス

暮らし

新着

注目

ビジネス

暮らし

新着

注目

ビジネス

暮らし

フォローする
有料会員の方のみご利用になれます。気になる連載・コラム・キーワードをフォローすると、「Myニュース」でまとめよみができます。
新規会員登録ログイン
記事を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した記事はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
新規会員登録ログイン
Think! の投稿を読む
記事と併せて、エキスパート(専門家)のひとこと解説や分析を読むことができます。会員の方のみご利用になれます。
新規会員登録 (無料)ログイン