ストレスや皮膚温も計測 Fitbit上位機を使ってみた
注目の製品使ってみました

●通信:11b/g/n、ブルートゥース5.0、NFC ●センサー:心拍数センサー、EDA 電気センサー、皮膚温センサーなど ●バッテリー駆動時間:6日間以上 ●防水:水深50メートル ●対応OS:アンドロイド7.0以降、iOS 12.2以降 ●実売価格 3万7000円前後
毎日の歩数や消費カロリー、睡眠時間などの計測ができるスマートウオッチ。スマホに届いたメッセージや着信の通知を確認したりできるスマートウオッチが増えたが、「フィットビット センス」は、その中でも多機能で高級感のある一台だ(図1、図2)。

特に注目したいのは、多彩なセンサー類。光学式の心拍センサー以外にも、皮膚表面の温度を計測できる皮膚温センサー、ストレス管理に役立つ皮膚電気活動(EDA)センサーなどを搭載する(図3)。

皮膚表面の温度計測は睡眠時だけに限られるものの、いつもと比べて高いのか低いのかなどがわかる(図4)。通常の体温測定とは異なるが、実際、微熱があった日の夜は、本機でも2度以上高い結果を記録した。健康管理の目安として使えるだろう。

より詳細な分析結果を知りたいなら有料サービスの「フィットビットプレミアム」(月額650円[注]、初回6カ月は無料)もお薦め。加入すると、睡眠やストレスレベルの詳細がわかったり、心拍変動などの推移をグラフなどで確認できたりする(図5)。

「フィットビットペイ」という電子決済機能を搭載し、本機のみで買い物もできる。国内では「VISAタッチ」の電子決済を利用し、2020年12月上旬時点ではソニー銀行しか対応金融機関はないが、単体で電子決済ができるのは魅力だ(図6)。

[注]2020年12月上旬時点のiPhone版の料金
(ライター 原如宏)
[日経PC21 2021年2月号掲載記事を再構成]
ワークスタイルや暮らし・家計管理に役立つノウハウなどをまとめています。
※ NIKKEI STYLE は2023年にリニューアルしました。これまでに公開したコンテンツのほとんどは日経電子版などで引き続きご覧いただけます。