超短期トレードを返上 コロナ相場で稼いだ1億円
インベスターズ(3)
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「こんな相場でなければ倍の値が付いてもおかしくない」。新型コロナウイルスの非常事態宣言が発令され、全世帯配布の「アベノマスク」がニュースになっていた4月上旬、個人投資家の神野研(37)は東証マザーズのMacbee Planetに目をつけた。
乱高下相場で関心はひとつ
神野は株式トレードの稼ぎで生活する専業投資家だ。コロナショックで急落した株式相場はなお乱高下していたが、神野の関心はひとつ。「パニック売りがおさまったとき、真っ先に買われる銘柄はどれか...
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コロナショックの大底から一気に高値圏へと駆け上がった2020年の株式相場。久々の高揚感に包まれたマーケットでは日の丸ヘッジファンドがしのぎを削り、米著名投資家バフェット氏も日本株の買いに動いた。相場の一寸先の闇を照らすべくデータ専門会社は携帯電話の群れを追いかけ、かつてエンジェル投資家がまいた種は芽吹きつつある。平成バブル崩壊から30年。新時代のインベスターズの胎動が大きくなってきた。