故郷の酒が人をつなぐ 島の廃校で、津波に消えた蔵で
SAKEイノベーション(6)
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地域が育む日本酒は、活力を地域にもたらす。新潟・佐渡島の廃校を酒造り体験の場とした「真野鶴(まのつる)」の蔵元夫妻は、学びを通じて人々を故郷に呼び込み、故郷の豊かさを発信する。東日本大震災で福島を追われた「磐城寿(いわきことぶき)」の蔵元杜氏(とうじ)は10年の時を経て2021年、故郷で復活を期す。支えるのは第2の故郷、山形の仲間たちだ。
日本海を望む高台に立つ新潟県佐渡市の旧西三川小学校。この廃...
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日本酒が世界に通ずる「SAKE(サケ)」として飛躍しています。足元はコロナ禍で外食需要が落ち込みますが、日本の食文化を発信し収束後には観光を魅力的にする成長性を秘めています。そんなお酒をめぐる革新のうねりを追います。
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