/

将棋女流王座戦、西山が初防衛 里見の偉業は持ち越し

(更新)
里見女流四冠(右)を下し、初防衛を果たした西山女流王座(14日、東京都渋谷区の将棋会館)

将棋の第10期リコー杯女流王座戦(特別協力・日本経済新聞社)五番勝負の第5局が14日、東京都渋谷区の将棋会館で指され、午後5時53分、158手で後手の西山朋佳女流王座(25)が挑戦者の里見香奈女流四冠(28)を破り、対戦成績3勝2敗で初防衛を果たした。

(投了図は△7四歩まで)

西山女流王座は終局後、「幸運が多いシリーズだった。またこのタイトルを預かれることを糧にしていきたい」と語った。

里見女流四冠は、勝てば女流王座の永世称号「クイーン王座」の初代獲得者となるとともに、女流タイトル獲得が通算43期となり清水市代女流七段の最多記録に並ぶところだった。

この日の将棋は振り駒の結果、里見女流四冠が先手番に。戦型は再び相振り飛車となった。西山女流王座は角を犠牲に端を破る攻めを敢行したが、里見女流四冠は冷静に対応。後手の攻めをかわしながら飛車を捕まえて勝勢を築く。だが、西山女流王座は少ない駒で先手玉にしがみつく。

里見女流四冠が「慎重になりすぎた」なかで少しずつ差が詰まる。最後はギリギリの局面を「女流王座がさすがの終盤力で制した」(解説の上村亘五段)。大一番での大逆転劇だった。

持ち時間各3時間のうち、残りは里見女流四冠1分、西山女流王座24分。

〈指し手〉

▲5六歩△3四歩▲5八飛△3二飛▲6八銀△4二銀▲5七銀△6二玉▲7六歩△5二金左▲9六歩△9四歩▲7七角△同角成▲同桂△2二飛▲8八飛△2四歩▲8六歩△2五歩▲2八銀△3三銀▲8五歩△8二銀▲4八玉△4四銀▲3八玉△3三桂▲8四歩△同歩▲同飛△8三歩▲8九飛△7二玉▲6八金△2六歩▲同歩△同飛▲2七歩△2四飛▲5八金上△1四歩▲1六歩△3五銀▲4六銀△同銀▲同歩△4四歩▲6六角△3五歩▲4七金△4二金▲1七銀△3四飛▲2六銀△1五歩▲同歩△2五歩▲1七銀△4五歩▲同歩△2四角▲4六銀△1五角▲2八銀△1八歩▲同香△3七角成▲同銀上△1八香成▲3一角△3二金▲1三角成△2六歩▲同銀△2九成香▲同飛△5四桂▲3五銀右△1一香▲3四銀△1三香▲3三銀不成△2六歩▲3二銀成△2七歩成▲同飛△1六角▲1七歩△2七角成▲同玉△6六桂▲2一飛△4一歩▲7五桂△7四銀▲4三角△1七香成▲同玉△1三飛▲1六角成△同飛▲同玉△3八角▲2七飛打△7五銀▲同歩△4三角▲3四歩△3二角▲2二飛引成△3一歩▲3七金△2七角成▲同玉△2九飛▲2八香△1九銀▲3八玉△9九飛成▲3三歩成△2一香▲1二竜△2八銀不成▲3二と△3九竜▲4七玉△3七銀成▲同銀△2七香成▲3一と△4二香▲4八銀△3五桂▲5七玉△4八竜▲6六玉△6八竜▲6五金△6四金▲4三角△6五金▲同角成△6四金▲同馬△5七銀▲5五玉△6四歩▲4三角△5四金▲同角成△同歩▲同玉△6三角▲6四玉△7七竜▲5五香△7四歩まで158手で西山女流王座の勝ち

すべての記事が読み放題
有料会員が初回1カ月無料

関連キーワード

セレクション

トレンドウオッチ

新着

ビジネス

暮らし

ゆとり

新着

ビジネス

暮らし

ゆとり

新着

ビジネス

暮らし

ゆとり

フォローする
有料会員の方のみご利用になれます。気になる連載・コラム・キーワードをフォローすると、「Myニュース」でまとめよみができます。
新規会員登録ログイン
記事を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した記事はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
新規会員登録ログイン
Think! の投稿を読む
記事と併せて、エキスパート(専門家)のひとこと解説や分析を読むことができます。会員の方のみご利用になれます。
新規会員登録 (無料)ログイン